2016年5月31日火曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・樽杉玉(標高 1189 m)

樽杉玉《祈りの環》完成
 
      熊本・大分の人々に安らぎと健康を

      みんなで出来ることから支援の環を


        (作:新潟県妙高高原 杉野沢 庵主)



       林檎(りんご)の木の榁の上に、杉の葉で作った球(たま)
       を合体させています 熊本・大分の震災復興を願って

 

2016年5月28日土曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・ヤマボウシ(標高 1188 m)


【妙高山の初夏はヤマボウシ(山法師)がお似合い】

 近くの林の日当たりの良い場所に、この時期花開く「ヤマボウシ」。4枚のヘリコプターの羽根のような「花片苞」があり、その中心に花が付いています。可憐なその姿は、山歩きをしていてほっと一休みしたくなるような「癒し」の樹木なのです。

 初夏に咲く花に癒され、秋にはその紅葉を楽しみ、そして終わりには赤い甘露のような実をいただく。どこまで人間を喜ばせてくれる樹木なのでしょう。本当に心から感謝をしています。

 名前の通り「山法師」は、しっかりと修行を重ねておられるのでしょう。


2016年5月21日土曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・思い出のマグカップ(標高 1187 m)

【マグカップの修理】

 20年ほど前のこと、岡山県津山市に単身赴任で4年ほど生活をしていました。そのとき、陶製のマグカップを購入しました。ビールの泡立ちが素晴らしく、日々愛用していました。持ち手が藤蔓(かずら)を編み込んだ野趣ゆたかな手作り品でしたが、経年劣化はつきもの、いつの日か持ち手が壊れてしまいました。


 そのまま放置していましたが、この際あけび蔓(ヅル)で作り直そうと思い立ち、あけび蔓を数日前から水につけて柔らかくしておきました。朝から持ち手の再生をし、なんとか格好がつきました。ちょっとゴワゴツしていますが、杉ちゃんの『ワイルドだろう』ってことで、どんなものでしょうか?


2016年5月15日日曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・野鳥の事故(標高 1186 m)

 515日朝8時頃、2Fのガラス窓に「バン!」という音がしました。直感で野鳥の衝突に違いないと、外に出て探しました。その子は木製のオープンデッキの物陰にじっとしていました。失神はしていないようで、頭を動かしています。

 この場合、半分の鳥はまず衝突のショックで絶命しているのですが、幸いこの子はガラス戸にクチバシから当たらず、胴体からぶつかったようです。そっと手の平で合掌するように掴んでやりました。ほんのりと温かい感触です。大きさはスズメ サイズです。イワナを入れる竹かごに保護し涼しい場所に安置しました。

 その間写真を数枚撮って、体力が回復するのを待ちました。15分くらいした時、そっと覗いてやると一気に飛び上がりました。幸いどこにも怪我はしていないようです。電線にしばらくとまっていましたが、目を離した隙に森の中に帰って行ったようでした。


 調べてみますと「キビタキ」の幼鳥でした。なかなかこの鳥の幼鳥を観察する機会は少ないので、ボクにとっても「不幸中の幸い」だったのです。カラスかなにかに追われたのでしょう。これからは元気に大きくなってほしいものです。





2016年5月11日水曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・シャガ(標高 1185 m)

【よろこびの中にシャガの花が咲いた】


 漢字では著莪 (しゃが)と書く。和名は檜扇(ひおうぎ)と言うらしい。なんともおしゃれな花模様であると同時に、古(いにしえ)の雅なる雰囲気を合わせ持つ、日本庭園によく似合う花の姿である。

 我が家の土壌に合っているのか、蕾も満載でこれから楽しめるのが嬉しい。シャガの花をくださった方に、心より感謝をしている。