2012年11月4日日曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・雑木林の紅葉 <標高484m>



急激な冷え込みで 白樺林の紅葉もすすみました


今朝5時20分の気温です 室内が15.2℃ 外気温度は1.1℃
いよいよ本格的な冬に入って行くようです 来週中にはわが家の周辺にも雪が降るでしょう

(庵主の日時計日記:自然と私)より

2012年11月3日土曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・秋彩の道 <標高483m>


この道を通って貴方は訪ねて来てくれましたね 幾度か立ち止まって深呼吸をしながら 一歩づつ

高原にはミヤマアカネが飛び交い空には鷹が遊弋していましたね あの日は高原にしては珍しく暑い午後でした 一緒にオープンデッキに座って ハーブテーを飲みながら来年の春の話をしたものです 笑いながら 頷き 森を指差し 大きく息を吸って 風が頬を撫でて過ぎて行くのを感じていましたね

でも貴方はもうこの世にいません 昨日お別れをしてまいりました ランをいくつか手向けながら はからずも泣いてしまいました 春の約束どうしようか・・・と呟きながら傍を離れました

あのあと妙高山は真っ白に変わりましたよ 雪が麓まで降りて来たのです カップ酒をひとつ買って 坂道を一時間かけて歩きました ほんとは貴方とこうして歩きたかったのです

でも春の約束はきっと果たしますから 心安らかにお眠り下さい
合掌 信仰の友に捧げる詩

(庵主の日時計日記:生きて愛して)より




2012年11月1日木曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・ジャズパブ維摩 1 <標高482m>



旧居留地煉瓦路 西入る  『ジャズパブ 維摩』

【プロローグ】

『ジャズパブ 維摩』(ゆいま)と読みます。釈迦の弟子で、在家のままで悟りを得たと言われている『維摩居士』。その名前を付けた神戸の小さなジャズパブで繰り広げられる人間模様。涙あり、笑いあり、ちょっと怖いお話、それに男と女の色模様。どの様な展開になるかはボクにもわかりません。一週間に2回程度のアップです。全てフィクションです。それではどうかお楽しみ下さい。(平成19年秋)

☆ ★ ☆

私は、『旧居留地煉瓦路 西入る』でジャズパブ維摩(ゆいま)の主人と言うのでしょうか、まあ外人さんにはマスターと呼ばれています。いずれにしてもそこの『あるじ』であります。自己紹介をしておきましょう。年齢は61歳。名前は、井筒 修(いづつ おさむ)、常連は『いづしゅう』と呼ぶ。略して『いっしゅうさん』が通り名であります。

この神戸海岸通りの小さな一隅に店を構えたのは、今から35年程前の事でした。地元の大学を卒業して、しばらく大阪の大手薬品メーカーに勤めていましたが、ある事情で会社を辞めて、生まれ故郷の神戸の地で小さな『隠れ家』の様な店を持つことにしたのです。

この話には、実を言うとスポンサーがいたのです。この神戸の地で手広く真珠の商売をしていた私の叔父がその人でした。叔父は私を大学まで出させてくれたまさに親代わりでありました。と言うのは私の両親は、今から45年ほど前にある事故で帰らぬ人となったのでした。

その時から叔父は私を自分の家に引き取って、高校、大学と全ての面倒を見てくれたのです。彼の奥さん、私にとっては叔母になりますが、人偏に善人と書いた様な優しい女性でした。市の孤児院などにも物心両面の援助を欠かない陰ひなたのない人でした。
そんな中で育った私は、今から思うと幸せ者でした。両親と若くして別れましたがその寂しさ、悲しさを、カバーして余りある叔父と叔母の愛に守られてここまで来た男でした。まあ自己紹介はこれくらいにして、相棒を紹介しておきましょう。

ほら、そこの薪ストーブの傍で一際長く寝そべっているのがそれです。『おい、ジャモウ起きてご挨拶だ』。そう言ってわたしは、ジャモウに声をかけた。変な名前だとお思いでしょうが、毛足が長く、モジャモジャであるから『ジャモウ』と呼んでいるのです。本人(?本猫?)も気にいっているようで、私が声を掛けると一回目はまず無視をする。二回目にやっと眠そうな顔を上げる。シャムがかかった雑種ではあるが、お客の中の猫オタクに言わせると、とても珍しい猫だとの評価を頂いている。彼(言い忘れていましたが雄です)は、ある寒い木枯らしの吹く夜、閉店間際の『維摩』にソ〜ッと忍び込んできました。私が木のドアーを締めようとしたその時、まるで忍者のように音も立てずに入り込ん出来たのです。

この寒さに追い出すのも忍びないので、一晩だけと思いドアーに鍵を下ろしました。その時からジャモウの定席が、薪ストーブの横にある薪の上という事にあいなったのです。

どこで飼われていたのだろうか。港町には外国航路の客船や、商船が出入りします。これは私の想像の域を出ないのですが、そこで船員に飼われていたのが迷いだして、神戸の街に不法入国する事はないとは言えない。

客の中の猫オタクがこんな事を言った。『マスター、俺が船に乗っていた頃、南イタリアのシシリーに上陸したのよ。その時港町の居酒屋にいたのにそっくりだぜ。ひょっとすると、そいつじゃないかね』って。

まさかとは思うが、聞いていて面白い話である。出入りする客の中には、なにか訳ありで、影を引いているのもいる。それを癒しにここを訪ねてくるのかもしれない。ジャズの音色と、酒、煙草に痺れたい連中ばかりであります。

ジャモウは、彼らを睥睨しながら『しっかりしいや』とでも言っているような面持ちでじっと眠ったふりをしている。その時です、ぶ厚いドアーを押して『辰つあん』が入ってきました。ジャモウはもう構えています。ちょっと嫌いな人種らしい。なぜなら『辰つあん』の商売は、ここ三宮で三味線屋を営んでいるからであります。


2012年10月31日水曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・リニューアル梅田<標高481m>


【生まれ変わった阪急梅田駅界隈 2】


阪急電車梅田駅の1階ムービングウオークに乗ると阪急百貨店の前に出ます 広々としたフロアーは見通しも良く待ち合わせにも便利ですよ


ショーウインドーには薔薇の花ボールが飾られ歩く人々も足をとめて見入っています 口々に『これほんまもんの花やろか?造化とちゃう・・・』『う〜ん うまいこと出来てるは
奇麗やね』と言った会話が聞こえて来ます


ちょっと絞り込んだ光量が落ち着いた雰囲気を感じさせます
以前はせわしなく歩いていた人々もリニューアルしてからは
ゆっくりと楽しむように歩いていますよ 心のゆとりが得られます


メルヘンの影絵は子供たちの人気者 『メリーゴーランドに見とれる女の子』を見つめる子供たちの歓声 そこには夢の世界へ渡る小さな架け橋がたしかに存在するのです

(庵主の日時計日記:歓びの発見)より 

2012年10月30日火曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・画廊・馬岩(バロック)<標高480m>


【妙高市 いもり池】



最近妙高高原に滞在されたF氏が 秋の妙高山といもり池を独特の感性を駆使した作品を送って下さった

この作品はなんと『絵手紙』なのです 小さな空間に壮大な山容と透き通る池の配置の見事さに感動したので この度 【画廊・馬岩(バロック)】に展示させていただきました Fさんありがとうございました

(庵主の日時計日記:自然と私)より

2012年10月29日月曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・再びのお知らせ<標高479m>


【妙高高原混声合唱団 定期演奏会】


宜しくお願い致します

☆ ★ ☆

<この場をお借りして庵主よりお知らせ>

11月より平成17年頃書きましたフィクション小説をアップさせていただきます
舞台は兵庫県神戸市旧居留地海岸通りの小さなジャズパブ『維摩(ゆいま)』での日常です ノスタルジック・ノベルとでも言いましょうか 港町神戸にあやなす人間模様です


2012年10月28日日曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・リニューアル梅田<標高478m>


【生まれ変わった阪急梅田駅界隈 1】


新しく生まれ変わった阪急電車大阪梅田駅界隈を週末に訪ねてみました 阪急百貨店の周辺には人が溢れていました
それもそのはず 梅田駅コンコースからJR大阪駅までがワンフロアーで繋がったのです



それまであった通路の柱が十数本すべて取り除かれ 見通しは抜群 天井は高く壁には美術館風の装飾が施され 穏やかなライトニングに歩いているだけで優しさを感じるヒーリングゾーンになっています

チェロを弾く婦人とヴァイオリンを奏でる男性 そこには音楽を通して繋がる人間の心が表現され その心が愛となって昇華していく歓びすら垣間見えているのです

いましも焼き上がった骨付き肉をテーブルに運ぶシェフ
その前をいかにもこのレストランの主人であるかの様な誇りをもってワインを捧げ持ち 胸に金バッチをつけたソムリエ・ドッグのバロニカ 

この2葉の影絵から【愛と夢の物語】が限りなく生まれてきます明治43年(1910)3月10日に開業したここ阪急電車大阪梅田駅その100年に及ぶ歴史の歩みはこれからの未来に光の帯となってより安全に駆け抜けて行くことでしょう 素敵な空間をありがとうまた歩かせてもらいます

(庵主の日時計日記:歓びの発見)より