2015年10月23日金曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・染め上げて(標高 1150 m)

【落葉松を染め上げるツタ】

 朝の冷え込みがこんな姿を見せてくれる。落葉松に這い上がって行く蔦(ツタ)が赤く染まって、まるで幹が友禅を羽織った様になっている。

 間もなく散ってしまう葉も、せいいっぱいの艶やかさで今を生きているのだ。この葉が散る頃、落葉松は金の針の雨を降らすのだ。まるで舞台の役者が大見得を切るようにである。



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