おきどころ@妙高高原
2015年5月25日月曜日
酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・初夏の風(標高 1111 m)
【シャガが咲いてカッコウがないて初夏がきた】
信仰の友よりいただいたシャガ・姫シャガが咲いた。この花に出会う度に思い出すことがある。それは宝塚の家の庭でメダカを飼っていた頃、毎日のように子供が孵化し、髪の毛ほどの細いメダカを掬っては別の鉢に移してやった。小学校に通学する子供たちが毎朝見て通って行った。近所のおばさんが、容器を持ってメダカを貰いに来てくれる。伊勢参りの土産の赤福を嬉しそうに置いて帰って行った。
養護学校に通っているお兄ちゃんと妹が、玄関先で大きな水槽の中をじっと眺めていた。ボクがあめ玉を差し出すと、恥ずかしそうにしてポケットに仕舞い込んだ。妹さんがクラスの授業で作った小さな亀のマスコットを下さった。そんな思い出の中にも、シャガの花が揺れていた。あの子たちは元気にしているだろうか。今朝の祈りの中に二人のことをお祈りした至福のひととき。
(写真は姫シャガ:
2015.5.24
庵主撮影)
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