【ヒナカマキリ】 地域減少要注意・新潟市
日本で一番小さいカマキリです。新潟市では2005年に西蒲区の海岸部での確認記録があるだけとの事です。
大きさは雄12〜15mm、雌は13〜18mmととても小さなカマキリです。全体に暗褐色であり、なにしろすばしっこいので
見つけるのも苦労するとの事です。常緑樹の森の中で葉っぱの下に棲んでいますので人目に付かないのが実態です。
カマキリが持っています翅は雌雄とも退化して小さく鱗片状となって残っています。
この昆虫は新潟県が分布の北限になります。頑丈な前脚で小さな虫などを捕まえて食べています。
ボクがこのヒナカマキリと出会ったのは、8月28日の夕方5時頃でした。薪置き場の杭の上に今まで見た事も無い小さな虫が西日を受けてとまっていました。早速カメラを持ち出して手早く写したのが上の2枚です。一飛びすればもうおさらばです。人生で初めての出会いの昆虫です。祈る様な思いでシャッターを切りました。
その後『Who are you ?』と呟きながら調べるのですが、なかなかその名前が特定出来ませんでした。「新潟市の希少種・絶滅危惧種・減少個体」のデータを調べていた時、「ヒナカマキリ」の雌だろうと判明しました。
今は嬉しい気分でいっぱいです。また珍しい生き物を探して
『瞬間の旬』を求めて歩く事にしましょう。ではまた。
(庵主の日時計日記:自然と私)より
0 件のコメント:
コメントを投稿