【風に飛ぶ雪】
1月20日 午後4時 珍しい現象が起きた 数日来の大雪をしっかりと枝に溜め込んだ 杉や落葉松白樺そしてミズナラの大木は 森の温度を氷点下3度に保って静まり返っていた
4時5分 突然南からの風が 渦巻きながら森の中に入って来た その瞬間を待っていたかのように 木々が一斉に樹体を揺らし出した 枝の雪を此の時とばかりに振りまき舞い上げ落とし出したのだ
木から落ちた雪は瞬く間に 10センチの積雪となった 木の下に立っていたら埋まってしまうかもしれない凄まじさだった 樹木はこのあと降り続く雪を受ける準備をしたのだ 風と木のコラボレーションは雪折れ倒木を回避する彼らの智慧なのかもしれなかった
(庵主の日時計日記:自然に学ぶ)より
自然は不思議な現象をもたらしますね。庵主様が目撃した事実は全く自然が意思を持つように万事取り計らっているという気がします。
返信削除小川 洋帆 様
返信削除お早うございます。洋帆様もそのようにお思いになりますか。ボクもまったく自然は補完し合っているように感じています。虫と花、鳥と木の実など挙げるといっぱいあります。風と雪と木々もきっとそうだと思っています。ではまた。