酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・秋の七草（標高 973 m）

【桔梗　ききょう】

　まさに清楚の花言葉通りの姿である。昔から武士に好まれた花であったらしい。家紋に使用されたり「桔梗の間」「桔梗門」などの名前もつけられている。

　秋の七草の一つである。万葉集に山上憶良の和歌に【秋の野に咲きたる花を　指折（およびお）り　かきかぞふれば
七種（くさ）の花】【芽子が花　尾花葛花　なでしこの花　女郎花また藤袴　朝貌の花】（この朝貌がキキョウのことです）。なでしこは、現代の花のことではなく、カワラナデシコの事を指しています。

　ボクの好きな加賀千代女の俳句に【桔梗の花　咲く時ぽんと　言ひそうな】があります。では桔梗の花をどうぞ。

（庵主の日時計日記：自然と私）より