【日本百名瀑・妙高高原 苗名の滝】
昨日この数ヶ月間では最高の好天気の下、関川上流にある「苗名の滝」に遠来の友と歩を刻んだ。若干高度恐怖症のボクは、長い釣り橋が不気味に揺れるのを感じながら渡りきった。写真でもお判りのように、55mの落差をもちゴウゴウと音を立てて落下する水はまさに圧巻である。
この水の出口がU字形になっているのがお判りになると思う。これは江戸時代にこの辺りを治めていた「高田藩」が、信越の山より、杉や桧を伐採して関川に流し、高田の城や城下の建築に使うため、上手く滝を流れ落ちるように当初は「人力で削った」のであった。当時の石工の鑿(のみ)跡が残っている。その後流れて来る木材が岩を砕き、縁を削り今日の姿になったと云う。
滝のおどろおどろしさに驚嘆するとともに、200年前の人間の営みを感じるのも一興であろう。
(庵主の日時計日記:自然と私)より
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