2014年8月7日木曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・クヌギの樹が大変(標高 959 m)

 8月もお盆が近づいています。この頃妙高高原の敷地内のクヌギの樹には、樹液がたっぷりと湧出し、昆虫達のオアシスになっています。でもそれがちょっとした大騒ぎになっているのです。甲虫(コウチュウ)類が集まって来て、我先にと蜜を吸うのですから、必ず争いが起きるのです。とはいえ抗争事件に拡大することはありません。お互いそこのところはちゃんと心得ていて、相手が逃げ出すか、樹から落ちてしまえばそれでThe End. 人間もちょっとは虫達に見習わねばなりませんね。

 写真はこんな具合です。コクワガタの雄とアオカナブンの雄がニアミスになっています。(1)『コクワガタよ近づくんじゃねえぞ』『アオカナブンよ俺の方が先に来てんだ。お前こそ向こうに行きな』。(2)『近寄ったら容赦しねえぞ。秒殺で投げ飛ばすからな』(3)『アオカナブンよやれるものならやってみな』。そして二匹はガチンコ勝負を始めたのです。パワーではアオカナブン有利。でも技の多さではコクワガタが勝っているようです。


 その結果は・・・木戸銭を、貰ってから。(ええっつ!入場料いるの?)(クヌギの樹だけに、お金はドングリでもらいます)マインヒュッテ 庵主



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     (庵主の日時計日記:自然と私)より



2 件のコメント:

  1. クヌギは漢字で「木」が「楽」しむと書いてある小説が多いですね。国木田独歩の「武蔵野」などにもよく出てきたように思います。可愛いムシさんたちが楽しい争いを繰り広げるのをいつも見物して楽しんでいるのでしょうね。役得のある木ですね。

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  2. 小川 洋帆 様

     お早うございます。櫟・椚・檞・椢など色んな字が当てられてあるようです。確かに木を楽しむというのが最も言い得て妙、だと思います。
    昆虫達のオアシス、これから色んな虫が訪ねて来るでしょう。お楽しみに。

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