朝霧の流れるガーデンの木で、エゾゼミが誕生しました。生まれて2時間もすると立派な若い蟬になって、木の高いところですごすのです。だからゆっくりと観察するには今がチャンスです。白い妖精とはこの蟬のことでしょう。そっと指を触れたい衝動にかられましたがぐっと我慢しました。驚かせてはなりません。
『オラオラオラ・・』大きな声をあげて今にも襲ってきそうな、ヤクザガラスの健・ハシブトが周りを飛び回っております。生まれたてのエゾゼミを食べにやって来たのでしょう。
『お〜いエゾゼミのバロンや〜い!健・ハシブトがお前をねらってるぞ!!』高い木の枝のてっぺんから水中アマガエルのガマン君が必死にシグナルを送っています。そう言うガマン君だって健・ハシブトの餌食になるかも知れないのです。傍で見ていた老アマガエルの「おべちゃ爺さん」が言いました。『あのカラスは真っ白い物は上手く見えないのだよ。だから横にいるバロンの抜け殻を持って帰るだろう、きっとな。ムフムフケロベチャ』
『アマン・ガマン・ゲロッポのお話』の一場面から Presented by Jun
お早うございます
返信削除妖精でしょうか! 貴婦人にみえました!!
この蝉は 早朝の羽化なのでしょうか??
なんとスマート 優雅なのでしょう
星の王子 様
返信削除こんばんは。いつもお立ち寄りいただき有り難うございます。
そうですね、貴婦人の方が正しいかも知れませんね。
このエゾゼミ、本来は夜中〜明け方の羽化なのですが、ここ最近は雨模様で温度が下がりますと、日中でも羽化するようです。
スマートで美しい蟬なのですが、その鳴き声はあまり良い響きではありません。ギイ・・ギイと鳴くのですが、ボクにはギリュイ・・ギリュイと聞こえるのです。鳴き声で最も美しいのは、ヒグラシ。そしてツクツクホウシ、ミ〜ンミ〜ンのミンミンゼミでしょうか?
ではまた。