妙高高原一帯に広がる田園風景です。奧の方が「コシヒカリ」の水田です。爽やかな初夏の風がアジサイの色を一層ブラッシュアップしているようです。妙高山は夏山の風情を纏いながら登山者を招いています。
6月頃に生まれて初夏から晩夏にかけて活動する「ハグロトンボ」。なんとも美しいトンボです。渓流の笹藪をヒラヒラと流れ下る様子は、お公家さんの優雅さを感じるのです。雨後の岩を噛む急流が真っ白い泡を立てて霧と化しています。その飛沫に羽根を濡らしながら、ハグロトンボは、まるで高速度カメラで撮影するかのようにユックリと自らの「いのち」を確かめるようにとけ込んでいくのです。『可憐なトンボよ、どうかいつまでもボクのそばにいておくれ。おまえの美しい肢体をいつまでも忘れない』(撮影は宝塚市逆瀬川上流・仲良し橋)
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