2011年8月17日水曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・言葉のアーカイブス <標高106m>

【単身赴任もまた楽し 1996.9.21】

今回の『単身赴任もまた楽し』は、ライバル工場にいる私の友人に近況報告をしたメールをアーカイブ・ライブラリーより再録させて頂きました。

Happyに中年男性が燃えている様子が、手に取るように伝わって来るExcellentなメール有り難うございました。魚の美味しい『鳥八』でともに盃をかたむけた頃が懐かしく思い出されます。

『この盃を受けてくれ。どうかなみなみ注がせておくれ、花に嵐の喩えもあるさ。サヨナラだけが人生だ』と言ったのは、寺山修司だったでしょうか。

私ならこの後にこう続けますね。『サヨナラだけが人生ならば、明日咲く花は風の声。空を行く雲、流れる水に風の持ち来る紅葉葉は赤も黄色も緑もあるさ。人生しょせん、出たとこ勝負。お兄いさん、お姉さん方、宜しゅお願い申します』

なんてちょっと寅さん風になりました。


さて先日、吉井川で40センチの石斑魚(ウグイ)を釣り上げました。その日は調子が良く、45センチの鯰(なまず)なども上げておりまして、久しぶりの大漁でした。地元の人から、『まるで津山の川漁師じゃね』とお褒めの言葉などを頂き、調子に乗って『飲みねえ、食いねえ、津山っ子だってねえ』などと広沢虎三の世界にはまり込んだりしたわけで。

さて新社長の胸の内は、なかなか窺い知れませんが、少なくとも営業を一度も経験していない管理職はまず営業職を経験する。また今まで一度も工場管理を経験していない管理職は工場勤務にと、適正なる人材配置をなさると思われます。

ただし一年目は余りドラステイックな改革は無いでしょうが、平成9年度(当時)の下期あたりから本格化するのではないでしょうか。管理職は経営補佐役としての実力と視点を持たねば勤まらないことは言うまでもありません。

社長の私どもに対する叱声には身の引き締まる思いがしたものでした。野球に喩えれば、キャッチャーからセンターまで一通りこなせる様になっておかねばならない、と言ったコンセプトでありましょう。ビールを片手にした野球見物といった極楽状態から、フィールドに降りて、自分の足で白球を追え!!

という事なのでしょうね。いずれにしましても、健康な体力が新社長の打ち出される『企業ロマン』に参画する当然の条件ではあります。

私もこの津山製作所を任されている以上、ライバルの製作所に負ける事のないよう、セブンイレブンの生活に徹する覚悟です。今後とも宜しくご指導下さい。また決算が終了しましたらゆっくりやりましょう。

(注)セブンイレブンの生活=朝7時までに会社に出勤して、夜11時を過ぎて会社を退社する日常。これは、アメリカの企業エグゼクテイブが実践している行動原理です。当時のモーレツ社員の典型ですね。

懐かしい日々が彷彿と致します。当時に引き替え今日の生活はまさに『サンデー毎日』であります。お元気にて、年末までもう一頑張り致しましょう。

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