数日前大きなミヤマカラスアゲハがオープンデッキにハンギングしている植木鉢の花にやってきました。吸蜜している姿を観察していたとき、この蝶が満身創痍であることに驚きました。
羽根(前肢)の第二左径脈〜第五径脈〜第一腎脈までが欠落しており、右の尾っぽ(後肢)の様な第三中脈もありません。よくこんな姿で飛んできたものだと感心するとともにこの蝶が哀れに思えました。
しばらく花の蜜を吸っていましたが、目を離した隙にどこかに行ってしまいました。ひょっとすればこの世で最後の吸蜜行動だったのかも知れません。それと言うのも夕方になって雷が鳴り、強い雨が降ったのです。既に子孫を残す役割も無事終えたのだろうと思います。ご苦労様、お前が最後に訪ねてくれたことをいつまでも忘れないよ。さようなら。
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