夕暮れの5時近くなりましたが、落日まであと1時間半ほどあるでしょうか。マインヒュッテ近くの森の中、誰も知らない場所にポッカリと開いた不思議な空間。そこには雪解け水が作った湿地帯があるのです。そしてそのお目当ては、【水芭蕉】なのです。いもり池周辺でも一番早く咲き出す場所でしょう。スノーシューを履いて行って来ました。確実に春が来ている秘密のスペシャル・ゾーンをどうぞ。
小さな湿地帯ですが けっこう沢山の水芭蕉がでるのです
それも毎年少しづつ増えています 嬉しい春の目覚めです
目覚めといえば 熊がこの根っこを食べるそうです 毒が
あるのですが 冬眠中に体内に溜まった毒素を消すため
らしいです 毒をもって毒を制すとはよく言ったものです
水芭蕉は形が仏の背中で輝く光明に似ている事から
仏炎包(ぶつえんほう)となづけられています
白い部分は花びらではなく葉っぱが変形したものです
まだ地面から顔を出したところです あと一週間もすれば
たくさんの御仏たちがボクを招いてくれる事でしょう
(庵主の日時計日記:自然と私)より
分厚く雪が積もっている中でここだけが自力で雪を払い退けて春の植物を早くも育んでいるのは素晴らしいですね。どこよりも一足早く花を開かせることでしょう。その時が待ち遠しく思います。
返信削除小川 洋帆 様
返信削除お早うございます。こんな素敵な場所があるなんて、行ってみるまでわかりませんでした。5年ほど以前、たまたま雪の中に倒木を拾いに行ったとき見つけました。スノーシューを履いて行かないと、歩けない場所です。
それだけに誰もこの時季に来なかったのでしょうか。雪が融けて平地になった時は、もう大きな葉になってしまい水芭蕉も終わりになるのです。