2014年7月31日木曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・いろんなトンボが生まれている(標高 955 m)


【梅雨明けとともにトンボが発生 今年は楽しみだ】

 今日はポピュラーではありますが、案外見る事の少ないトンボのご紹介です。その名は、ノシメトンボとマユタテアカネです。どちらもトンボ科アカトンボ亜科に属しています。

 ノシメトンボは、翅の黒斑が特徴なトンボです。和名のノシメは、成虫の腹部の黒い斑紋が熨斗目(ノシメ)模様に似ている事からきています。ノシメとは絹織物の一種で、江戸時代の武家の服制だったのです。

 マユタテアカネは、顔面に黒い眉斑があることから名付けられました。雄のトンボは成熟すると緋色に染まるのがとっても美しいトンボです。でもこの子はすばしこくってなかなか写真に撮らせてくれません。今回の写真の子は未成熟(幼体)の雄です。


ノシメトンボ ♂


マユタテアカネ ♂ 未成熟


(写真は2014.7.30 マインヒュッテ 敷地内にて庵主 撮影)(庵主の日時計日記:自然と私)より

2014年7月30日水曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・遥かなる妙高山嶺はよぶ(標高 954 m)

【初夏の晴れた朝 妙高山が呼んでいる】



 梅雨がやっとあけた昨日の朝、妙高山にかかっていた雲や霧が風にはらわれるように、文字通り『雲散霧消』した。
落葉松や白樺、杉の木の森を越えて、遥かに見える神々しい山容に合掌をする。

 これから短い夏が始まる。夏と秋がまるでブレンドしたコーヒーのようにそれぞれの存在を主張するのが、立秋以降この山麓の季節感である。今日も「光と影」を追いながら、森に出よう。近くに熊の親子が出たという情報が入っている。リャンリャンと鈴を鳴らしながら、赤倉温泉まで行ってみよう。夏休みの子供達の元気な姿を見てみたい。

(庵主の日時計日記:心の内)より

2014年7月28日月曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・オオヨツスジハナカミキリ(標高 953 m)


【オオヨツスジハナカミキリ】

 2014.7.25 午後 ドーム横のアナベル園で、花にとまっているカミキリムシを見つけました。東京都では準絶滅危惧種、鹿児島県では分布特性上貴重な種として都道府県別のレッドデーターにのっています。ここ新潟県妙高市でも見る機会の少ないカミキリムシです。
 花に集まるカミキリムシをハナカミキリ類と言います。これはその仲間でも最も大きい方です。産卵場所を探しているのかも知れませんね。黄色い4本の筋がはっきりと見えていますが、北へ行くほど黒い部分が多くなるようです。それにしても「カミキリムシ」は最高に楽しい昆虫ですね。

(写真は2014.7.25 アナベル園にて撮影 マインヒュッテ 庵主)




(庵主の日時計日記:自然と私)より

2014年7月25日金曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・桑の葉茶(標高 952 m)

【妙高高原初夏の贈り物】

 桑の葉茶を作っています。去年から作り出して一年間じっくりと飲んでみました。整腸作用に良いと言われています。たしかにそれはボクにとってもそのように感じています。
あとその香ばしさで、お茶を喫する時、心がほんわかと和みます。「安らぎ茶」とでも表現しましょうか?

 太陽の恵みをたっぷりと受けて育った桑の葉。それを天日干しにして、手で細かく揉み込み、異物を除去し、じっくりと焙煎すれば出来上がり。


妙高高原の風の中で、太陽の光を一杯に受けた桑の葉


完成品を袋に詰めて、お世話になった方に

(庵主の日時計日記:自然と私)より

2014年7月24日木曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・桑の木のピエロ(標高 951 m)


【桑の木のピエロ・その名はキボシカミキリ】

甲虫目:カミキリムシ科 大きさ:1430mm
分布 :本州・四国・九州・沖縄

 深緑色の体に薄黄色の斑点があるカミキリムシ。住んでいるエリアによって、色や斑紋に変異が大きい。

 『庵主はんが、桑の葉茶を作るてんで、いっぱい吊るして乾かしてやんの。そっと近づいてゴチになろうかな。ん、そこでカメラを向けているのは誰だ?写されるのやだよ。逃げちゃおう』『桑の木のピエロさん、逃げなくって良いよ。葉っぱの一枚や二枚食べたって良いよ。だから写真を撮らせてね』『交渉成立!大好きな桑の枝も食べちゃおう、うんムシャムシャ、ガジガジ・・・まいう〜』。

(写真:2014.7.20 マインヒュッテ 芝生 桑の葉茶製作現場にて庵主撮影)


















(庵主の日時計日記:自然と私)より

2014年7月21日月曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・葉の芸術(標高 950 m)

【マメコガネは芸術家】

棲んでるところ:北海道から屋久島・対馬、北米

全長:913mm



 普通にみられる小型のコガネムシで、マメ類・ブドウ・ヤナギなどいろいろな植物の葉を食べます。北米ではジャパニーズ・ビートルと呼ばれ農作物の害虫とされています。



こんなに上手に葉脈を残して葉を食べたのはだれだろう?


こっちの葉はちょっと食べ残しがあるな お腹いっぱいになったのかな?


 この葉っぱの芸術の作者はマメコガネでした コガネムシの仲間でとっても小さいのです 北米にもいるんですって

ジャパニーズ・ビートルと呼ばれているそうな





(庵主の日時計日記:自然と私)より