【マムシグサ(サトイモ科 テンナンショウ属)】
マインヒュッテ周辺に6月から7月にかけて川筋の斜面などにムックリと鎌首をもたげて咲き出すマムシグサ。歩いていて足下にあるのを見つけると、一瞬蛇かと驚く事もあります。この野草の縞模様が「蛇」に似ているのでそう名前が付けられたらしいのです。根には里芋のような芋が出来る。これは毒性があるので食べてはいけません。口中を針で刺された様な強い痛みが感じられて、よだれが流れて口がうまく締まらないとの体験談があります。
でも自然ってなんとユニークな生物や植物を養ってくれるのでしょうね。だから観察は止められないのです。虫眼鏡でしか見えない様な微細な虫でも、翅があって空中に飛んで行く、こんな飛行機、人間には何億年かけても製作不可能です。神様のお力の無限なることをしみじみと感じるひと時です。
(写真は2014.6.4 清渕川の斜面にて撮す 玄人好みの山野草です)
(庵主の日時計日記:自然と私)より
隣の杉林の堺の所や庭の雑草の中にひときわニョッキリたってコブラのような鎌首をもたげているのを時々見かけます。触るのもイヤでわれ近づかずの距離をとっています。毒もあるのですか、益々怖いですね。妙高に来て初めてお目にかかった植物です。珍しいので多くから鑑賞しています。
返信削除小川 洋帆 様
返信削除お早うございます。そちらでも見かけますか。見かけはちょっと怖いですが、じっくりと観察するとなかなか色彩といい、模様も立派なもの。さすがテンナンショウの一族だけの存在感が際立っています。触らずに観賞するのが良いですね。ではまた。