2012年7月11日水曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・妙高高原の生き物たち <標高400m>


【妙高高原の生き物たち】

昨日の夕方、今年はじめてのヒグラシ蝉の鳴き声をききました。森の東の方向から聞こえて来たのですが、すぐあとにその声に鳴き交わすように西の雑木林の奥から『カナカナカナ・・・・』と哀しげな声が聞こえました。ふと次の俳句が思い浮かびました。


『蜩(ひぐらし)のなき代りしははるかかな』草田男


まさにこの俳句そのものの風景でありましたね。


梅雨の一時の晴れ間、今夜あたり蛍が飛びそうだとの予感がしましたので、8時頃庭に出て座っていました。川の熊笹の間から飛び立つはずだと思ってじっと眺めていますと、大きな光の粒がフワリと空中に浮かびました。ゆっくりと風の流れにのって白樺の木のそばを飛び、しだいにドームの館の窓に添って高く舞い上がりました。


そしてふっと消えてしまいました。蛍については、それは近しい人の魂が戻って来たのだとよく聴かされていました。今は亡き母がボクに会いにやってきたのだと思う事にしました。


そう言えば数日前、『不可解なモグラの死』について書きました。ひょっとすれば地震の前兆現象か?とも書いています。そんな折、昨日昼の12時49分頃、長野県北部を震源とする震度5弱の地震が発生しました。庭に出て一服していたところにグラッときて飛び上がりましたよ。妙高市で震度4でした。ここは信越国境の地ですから、モロにきつい揺れを感じたのです。妙高山の堅い岩石地盤の上に位置していますので、普段は少々の地震では大きく揺れる事はないのですが、今回のはちょっと驚きましたよ。でも特に被害はありませんでした。多くの方よりお見舞いの電話をいただきました。



この場をかりてお礼申し上げます。感謝




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