【イナゴの騎士団物語】
われわれはイナゴの中でも その敏捷性においては誰にも負けないコバネイナゴ 別名エゾイナゴと言う一族じゃ
縄張りのアナベルの近くに 毛虫の集団がやってくるとの情報が入ったので 最強の騎士団が出兵することになったってわけさ
先鋒をまかされたのはわたくし イナザイル1号 後鋒は弟のイナザイル2号 周りのみんなは私たちのことを『ナザールの騎士』と呼んでいる 怖い物知らずのかっとび兄弟なのだ
『2号よ 毛虫集団が見えて来たぞ ぬかるんじゃないぞ』『へい兄貴 あんな毛虫の集団なんて俺たちにかかれば 煙にまいたのも同然』なんて時代がかった銭形平次の世界を踏襲している感じで・・・これでほんまに毛虫軍団に立ち向かえるのか???
そんな虫たちの話を聞いていたのは なんとアマンちゃん(アマガエル)でした
『またケンカの話い どうして仲良くしないの? 困った虫たちね うち虫がすかんわ〜』なんて余裕のしゃれ言葉などを呟きながら その様子を眺めているのでした(続きます)
(庵主の日時計日記:自然と私 より)
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