【芭蕉の足跡】
この芭蕉の句が詠まれたのは 元禄2年と言いますから今から324年前の8月26日だそうです 新潟県糸魚川市 市振は越後と越中の国境にあり「すごろく」で申しますと越後の第一番になります そんなことから名付けられたのが「市振(いちぶり)」なんです
芭蕉がたまたま泊まったと伝えられる「桔梗屋」の一部屋
隣の部屋から漏れ聞こえてくるのは 男と遊女が話す哀しい別れの会話でした
季語が「萩」ですから俳句歳時記では秋の初めなのでしょう 石碑の説明書にもありますように 芭蕉がここに一夜の泊まりをしたのは事実でしょうが 遊女と男のかわすひそひそ話を聴く下りは 一献の酒のなせるフィクションかもしれませんね
(庵主の日時計日記:ぶらりご近所)より
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