【異次元空間に迷い込んじゃったの巻】
いよいよ冬が近づいてまいりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。私もなんとか息づいてはおります。とは言え、朝晩の冷え込みは尋常ではありません。Hさんのご推奨の鍋料理が一番と思い、先日贅沢も顧みず鴨鍋などに舌鼓を打った様なわけで。
その感動的な味にしばし酔いしれたのでありました。鍋で酔ったと言うより焼酎でそうなったと言った方が正しいのでしょうがね。生活の糧にしています魚釣りの大切な釣竿を破損してしまい、その修理を早くせねばならなくなって、修理部品を買いに出かけたのであります、はい。
どうしても『リリアン』がその修理には必要との事で、色んな所を探し廻ったのですが、どこにも売っていないのです。まあこういった類の物は手芸店に行けばあるのではと気付きまして近くのお店に入ったのです。
今まで人生ある程度年だけは長く経験していますが、『手芸店』に入ったのは本当に初体験だったのです。入り口には、綺麗に飾りたてられたドアーがありました。そのドアーをボクは恐る恐る押しました。
そこには、ホワイトクリスマスやら樅の木と言った美しくもPureなミュージックが流れ、まるで『不思議の国のアリス』になったような気分で、キョロキョロするばかりでした。「大草原の小さな家」の人々の着ている刺繍や、アーミッシュキルト風の長いエプロンをしたお嬢さんがニコニコ顔でこちらにやって来た時は、いい歳をして俯(うつむ)いてしまったほどの慌てようでした。
『す、す、すびませんが、リ、リ、リリリアンちゅうのは置いてはりまっしゃろか』などと由緒正しき大阪弁を口走りつつ、アニーさんの一言を待ったのでありました。
『リリアンならそこの棚に並んでいます。どうぞお調べ下さいな』てな事を言いはったんやと思いまんねけど、その後は定かやおまへん。早速リリアンなる物を買い求めて、ふと我に返って周りを見渡せば、色とりどりの毛糸やらボタン、糸、生地、アップリケ、それにハンドメイド(手製)のぬいぐるみの動物たちが今にも歌い出さんばかりにスタンバッているのです。
その時こんな清らかな空間が、俗世間に残っていたのか!と言った驚きと感動で目の前を星が飛び回ったようでした。それからと言うものは、自然にその手芸店に足が向いてフラフラと吸い寄せられる様にお店に入って行く『私自身』を発見したのです。どなたかこの状態から私を救い出して下さいませんか?
このような訳でマンションの部屋には、色とりどりの毛糸や編み棒が空間を占拠し、まるで異次元空間で生活している感じなのです。何故か縫いぐるみなども机の上に・・・。名前を『チャバ』と言うんです。島フクロウなんです。でもやはり私は、魚を獲る網を修理しているのが似合っているのです。
『困った、困った、コマルダ夫人??』今年ももうこんな季節になってしまいました。皆様どうかお風邪など召しません様ご自愛下さい。毛糸玉を巻きつつお祈り申し上げております。
『これは、平成8年11月25日に当時の会社のちょっと可愛い、総務課の女子社員に打ったメールです。15年前の庵主もまだ若かった頃の思い出です。でも皆さん!手芸を趣味にしている男性、結構かっこういいじゃあ〜りませんか?今でもそう思っているのですよ』
ボクの大好きなアンパンマンの仲間達です。
これは近くの幼稚園に運ばれていく、お掃除道具入れなのです。子供達の喜ぶ顔と歓声が聞こえてくるようです。Presented by Jun
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