【白樺の名の由来について】
夏の日、自然観察会がありました。その時N講師よりこんな話を聞きました。心に残っていますのでご照会しておきます。
白樺の名前は「白」と「樺」がくっついています。「樺」という字は「木」と「華」で出来ています。ではどうして白樺は木の華なのでしょうか。これには古くから北国の日本人の風習が関係しているのだそうです。
その地方では若い二人が結婚をする時の儀式に『白樺』の木が使われました。ひょっとすると現在もこの風習が続けられているかも知れません。男性(花婿)が花嫁を迎えに行く時、彼らは火をともした燭台を持ち、また祝宴の夜庭先には、庭燎(かがり火)を焚いて新郎新婦を祝うのだそうです。その火には『白樺の樹皮』を使用するのです。たしかにこの木の皮は油分が多くよく燃えてくれます。
『華燭の典』(華燭は、華やかなともしび 婚礼の席のともしびの意味です)に使われる木のことを白い木の華、『白樺』と呼んだそうです。
(庵主の日時計日記:自然と私)より
白樺は若い希望に満ちた二人の門出を飾るのに相応しい木ですね。そういえば結婚式専門の教会に「軽井沢白樺高原教会」というのがありましたね。如何にも結婚式の雰囲気にピッタリのネーミングですね。確か白樺の種には翅が付いていて風に揺られてあちこちに飛んでいくので、山火事かなにかで不毛になっ土地に一番最初に根付くのは白樺の木だと聞きます。いかにも若い二人を彷彿とさせる木ですね。
返信削除小川 洋帆 様
返信削除お早うございます。軽井沢には白樺や落葉松がとっても似合っていますね。あの古色蒼然とした、別荘エリアは100年以上の歴史の重みを感じますね。ボクもある小説の取材に、中軽井沢から奥軽井沢を散策したことがありました。
軽井沢銀座は余り好きではありません。ちょっと人が多くって、観光地としては良いのでしょうが、じっくりと自然を楽しむにはどうでしょうか。人それぞれではありますが。