【ミョウコウトリカブト】
清渕川の渓流に寄り添うかのように咲いたミョウコウトリカブト 日本三大毒草(トリカブト ドクウツギ ドクゼリ)の一つです
この花を見てまさか人を殺すほどの毒があるのかと思うほど とっても美しい清楚な花だ
だがその毒力は天然物のフグ毒に匹敵する
ところがである 葉や花にも毒素があり根はとりわけ強烈なのですが その根を薬に変えてしまうのが先人の知恵です 中国の漢方では鎮痛作用 神経痛 リウマチ 高血圧症 などの治療にあてるのです 漢方薬の八味地黄丸 天雄散などにごく少量配合されているとのことです
(庵主の日時計日記:自然と私)より
毒を使った武器は神話の時代からあったようで、磐余彦尊(後の神武天皇)の東征の際、大和地方で東征に抵抗した豪族である長髄彦が毒矢を使った。磐余彦尊の兄である五瀬命がこの矢を受け、その傷が元で死亡したという記事があります。人類との長い付き合いのある植物ですね。
返信削除小川 洋帆 様
返信削除お早うございます。
洋帆様は、なかなかの学者ですね。世界各地でそのような事例は沢山あるようですね。南米などでは、ヤドクガエルの持つ強烈な毒を矢の先に塗って戦ったようです。その戦闘そのものの名前が、両生類の名になっているのも、凄い事ですね。
トリカブト殺人事件などもその最たるものですね。