妙高山よりの雪のお降らしは、夜の間もずっと絶え間なく続いていたのでございます。一晩のうちに「トンガリ雪ん子」は「トンガリ雪爺」となって、年寄りに変ってしまわれました。でも妙高山の森深くにお住まいになる、「トンガリ家」の長老として、老体に鞭打って谷内畑の森までやってこられたのです。まことに有り難いことでございました。
早速「トンガリ家」の皆様の大好物、『練乳(コンデンスミルク)』を少しですが差し上げました。爺様は『ファルファルファル』とお笑いになって、粉雪をさらさらとお振りまきになられましたよ。
今朝のマインヒュッテより
(庵主の日時計日記:森の中のメルヘン)
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