イギリスの作家、コナン・ドイルの創作した名探偵こそシャーロック・ホームズである。彼が愛用したパイプがキャラバッシュ・パイプであった。またの名をゴード・パイプという。ゴードとは「ひょうたん」のことである。それは「ひょうたんとメシャム(海泡石)」が合体した、パイプの中でも特殊なカテゴリーに属しているのである。妹がロンドンで買って来てくれたボクの宝物だ。でも今となってはタバコを吸わなくなったので、パイプの展示スペースに飾ってある。
11月29日朝8時、久しぶりの太陽が昇って来た。その日はキャラバッシュ・パイプを飾ってある背後の木窓(きまど)がたまたま開けてあった。杉の木を通して今しも陽の光が射し込んでいる。むかし子供の頃に見た「幻灯」さながらに、壁に映し出されたキャラバッシュ・パイプの映像は、冬にむかう太陽が残して行った、せめてもの癒しの一枚だったのだろうか・・・
(庵主の日時計日記:自然と私)より
キャラバッシュ
返信削除ロンドンの街を歩いてタバコ専門の店を探した日が昨日のことのように思い出されます。
見つけたときの嬉しかったこと、渡したときのあなたの嬉しい顔・・・それらが懐かしくよみがえります。
影絵となって映し出されているのはまさに今必要とせず心の慰みになっている姿そのものですね。
思い出も煙となって揺らめいているようです。
ごん魔女 様
返信削除こんばんは。扉を押して下さり感謝しています。
キャラバッシュ・パイプを見るたびに、歓びがわき上がって来ます。
パイプもさることながら、このスタンドが素晴らしいのです。樫材でしょうか、なかなかこの取り合わせで売っている専門店はありません。よく見つけてくれましたね。
このような優れものは、自分の身近にあるだけで心が安らぐのですね。この幻影がまたなんとも言えなかったので早速ものにしました。
ではまた、お元気で。