2013年11月23日土曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・画廊・馬岩(バロック) <標高 805 m >

ボクの知人であるN・Gorou氏が「21世紀に残したい日本の自然100選」にも指定されている新潟市前新田にある【福島潟】の写真を撮って送って下さった その中から朝の風景を切り取った作品の一つを画廊【馬岩(バロック)】に展示させて頂く事にした




この作品を見て最初に感じた言葉は『捨て小舟』でした 日本曹洞宗の開祖 道元禅師のお歌を思い出したからです

【波もひき 風もつながぬ 捨て小舟 月こそ夜半の さかひなりけり】(正法眼蔵)

このお歌は道元禅師のお悟りを顕す一首とも伝えられています 月の光と朝の太陽との違いはありますが そこには静寂な自然の風景をして ボクの心に祖師の御心を回想させてくれた N・Gorou氏の感性に感謝申し上げたい

2 件のコメント:

  1.  昔の銅版画を見るような幻想的な絵ですね、写真とは思えないくらい幽玄な世界へ引き込んでくれますね。よくこういうモノクロのような世界に撮れた、と感心いたします。現代は色ばかり強調する写真が氾濫している中で、こういう写真に出会うとホッとしますね。

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  2. 小川 洋帆 様

    こんばんは。写真機が高性能になって、誰でもある程度の見場の良い写真が撮れるのは結構なことですが、Gorou氏の求めている世界は、自然が織りなすピュアーな一瞬の景色なのです。時々刻々変化して行く『顔』をそのまま写し込む、そこには自らの想念と合体した何かが写し出されているのです。これはちょっと真似が出来ません。癒される一枚と言えるでしょうね。素敵なコメント感謝致します。

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