2013年8月20日火曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・妙高高原の手仕事 <標高 712 m >

【あけびつる細工・あけびかご】


ご近所の老人がなんだか蔓(つる)のような材料で籠を編んでおられた 何をされているのか問うてみたら 『あけびつる細工』とのこと それにしてもなんとも根気のいる手仕事だな

集めて来た蔓は節を取り除いて表面をなめらかにしたあと 2~3日水に浸して柔らかくするそうですそして乾燥させ自分の好みにあった物に編んで行くのです

その老人は「あけびの根」と表現しておられましたが 自然の素材を使ったマイバッグや花籠は「一生もの」になるでしょう

ちなみにこの「あけびつる細工」は  紀元前4,500年頃の縄文時代中期にはそれに似た物が作られていたと発掘調査の結果判明したそうです

日本民族は自然を師とし ときには友として生活してきました 数千年の時代を経て妙高高原の森の中にその技術が生きていました

(庵主の日時計日記:自然と私)より 

4 件のコメント:

  1. あけびの実は懐かしい子どもの頃の友達でした。戦後間もない頃はあけびの甘い香りが我々子供達の楽しみの一つでした。その後都会暮らしで久しく忘却の彼方にありましたが、ここ妙高高原に移住してみて再びあけびと出会うことができました。実だけでなくあけびの蔓はあけび細工になりこれは何十年と愛用できる身近なものに生まれ変わるのですね。

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  2. 小川 洋帆 様

    こんばんは。コメント有り難う御座います。

    去年久しぶりにアケビを食べましたよ。ほんのりと甘く、とっても爽やかな味だったと覚えています。洋帆様も、あけび細工に挑戦してみられてはいかがですか?
    自然の恵みを何らかの形で残して行く。とっても素晴らしいことですね。簡単なものなら、木工細工も面白いですね。高原には白樺も沢山ありますから、それらを利用するのも一考ですね。

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  3. アケビの籠、ぜひとも庵主さま作ってくださいよ。
    その気になればできるでしょう?
    楽しみにしていますので挑戦のほどよろしくお願いします。
    アケビでなくてもそちらにはつる性の植物はたくさんありますものね。

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  4. ごん魔女 様

    こんばんは。あけびの蔓で編んだ籠は素敵な色合いで、使い込む程なお一層の艶が出るようですね。
    第一段階として、山葡萄の蔓で何かを作ってみましょう。ざっくりとした、野菜籠かキノコを入れる容器のような物に挑戦ですね。

    勉強してみます。楽しみにお待ち下さい。薪ストーブの前の、雪の夜仕事としてね。

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