【P ・im P・Story】
ありそでなさそな・なさそでありそな・お話
「花厩舎一馬(はなきゅうしゃかずま)の一日」より
『それと競馬となにか関係あんの?』『おおありやで。ええか、ちょっとこの新聞見てみ』『なんで、普通の枠順が載ってるだけやんか?』
『わし、最近ちょっと頭にきてるのや。と言うのは、あの「ねじれ現象」ちゅうやつにな。なんとかせなあかんと、しょっちゅう思うてる』
『わからんか?この15番の馬』『これ?レジネッタ?小牧太の乗ってる馬やんか』『この名前や、これにわいの心の臓がビビッときたんや。ああ、大将おおきに。おお、ちめた〜。ぷふぁ〜。このビール、ばかうま』
『ほんまやし。この馬、反対に読んだらタネジレ。ちょっと変えたら、ネジレタやんか』『わかったか?ここや、この桜花賞はネジレレースやで。絶対大荒れや。わいはこのレジネッタの単勝で勝負や!!』
『単勝言うたら、一着の馬当てることやね。面白そうやん。私も乗ってええ?』『どうぞ。しゃあけんど、馬券購入は自己責任やで。外れても知りまへんで』『あほらし、そんな子供みたいな事、言いません』(影の声:今時の子供もっとかしこいで)
『あんさん方、えろうしんみりいってまんな。儲け口やったら私らにもご披露してもらわんと。なあ〜カアチャン』『さいですやん、花厩舎はんおせえてえな』
とまあこんな訳で、花厩舎課長とS嬢、割烹の大将と奥さんの4人は、騙された気分で、この15番の馬、「レジネッタ」の単勝をそれぞれ1万円ずつ購入したような事で、はい。
明くる日の土曜日、課長はNETで購入したのです。桜花賞の当日、4月13日の日曜日、課長は近所の川の清掃奉仕とかで一日中川の中。競馬の事など気にもかけてませんでした。
その晩、清掃隊の打ち上げでちょっと一杯飲んで帰ってきたのです。パソコンを立ち上げて、いつものようにE-メールの確認をやります。その時、ネット銀行から振り込みの通知が入っていました。なんやろなと思うてクリックした時、ハタと思い出した。ひょっとして、競馬当たったんと違うか?
口座の残高を見てこの課長驚いた。なんと、173万6000円も増えている。一人当て、434,000円の払い戻しと云う結果でした。
ちなみに、この日の桜花賞の成績を見てみますと・・・。
1着 15番 レジネッタ
2着 18番 エフテイマイア
3着 13番 ソーマジック
払戻金は・・・。
単勝 15番 4,340円
馬連 15-18 196,630円
馬単 15-18 334,440円
3連複 13-15-18 778,350円
3連単 15-18-13 7,002,920円(全て100円単位の払戻額)でした
早速、花厩舎一馬課長はS嬢に電話をして、割烹・魚澄へ飲みに出掛けたのでした。ひょっとして、これが縁で課長とS嬢に何かがあったりするのかも・・・それはまた今度。
(結果・成績・オッズなどのデータは、必ず主催者発行のものと照合し確認してください)
完
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