【流一平氏北欧に飛ぶ】
ボクの古くからの飲み友達、流一平氏から久しぶりにメールが届きました。前回はモーリシャスのロドリゲス島よりのアグレッシブな便りと電話でしたが、今回はなんと北欧の漁業立国、アイスランドからであります。ボクなどこの国の名前を聞いただけで、氷に閉ざされた極寒の地しか思い浮かばないのですがね。何故一平氏は、アイスランドに飛んだのでありましょうか?
それでは皆さんとご一緒に見て参ることと致しましょう。
レイキャヴィーク発:2008.7.7 PM 7:35 Midnight-sun(白夜)
庵主先輩、ご無沙汰致しております。今私はここアイスランドの首都、レイキャヴィーク(Reykjavík)に来ています。覚えておいででしょうか? ほら今から22年まえ(当時)の事、東西サミットとして、レーガンとゴルバチョフ会談が行われたのがこのレイキャヴィークだったのです。
というのもこの場所こそ、ワシントンとモスクワのちょうど中間点にあったからなのです。それほどに国際政治と言いましょうか、国家間のパワーバランスというものは微妙なものですよね。
私は、2004年にオープンしたばかりのホテル・レイキャヴィーク・セントラムに滞在しています。この町は世界でも美しい港町のNo.5には入ると思います。このレイキャヴィークという名前の由来は、「煙たなびく湾」という意味なのです。
この国は日本に匹敵する、いやそれ以上に火山国なのです。到るところで火山が煙を上げ、間欠泉が空中高く蒸気を吹き上げます。それだけに温泉も多く、お風呂好きの日本人にはたまりませんよ。
だからこの町を最初に見た人たちは、その湯煙を「煙」と勘違いし、「煙たなびく湾」即ちレイキャヴィーク(Reykjavik)と呼んだのでした。日本でも「湯村町」とか「湯ノ花平」などと呼ばれている町や村があるのと同じですね。
さて私が今回、アイスランドを訪れたのにはそれなりの理由(わけ)があるのです。この国は一言で言うと氷と溶岩の上に出来ている国なのです。日本は火山国ですから、マグマの上に存在すると言っても過言ではありませんが、氷の上にはありませんよね。
さて庵主先輩、ここレイキャヴィークの人口はどれくらいだと思われますか?2008年1月1日現在ですが、117,898人と発表されています。アイスランド共和国(Republic of Iceland)全体では31万人ほどしかいません。という事は、首都のレイキャヴィークに約40%の人が住んでいる勘定になるのですね。
日本の普通の市の人口くらいでしょう。このアイスランドと同じ人口数の市は、埼玉県越谷市、319,508人。群馬県前橋市、317,171人。沖縄県那覇市、313,391。の三市だと思いますね。
国の大きさはどれくらいかと言いますと、10.3万平方キロメートルですから、日本の北海道よりやや大きいでしょうか。でも北海道に31万人が住んだとしたら、お隣さんは見えないのではないでしょうかね。
(明日に続きます)
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