2015年8月28日金曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・ある出会い(標高 1137 m)

【悲しい出会い・ミカドフキバッタとノシメトンボ】

 畑に一本の竹の棒が立っている。その先にまるで仲良しのように、ミカドフキバッタとノシメトンボが顔をすり寄せるように止まっている。
『こんにちは、フキバッタさん。お久しぶりですね、お元気?』『・・・・』『眠っておられるのですか?お疲れで』『・・・・』『ごめんなさいね。おしゃべりなボクで』『・・・・』。

 実はこのミカドフキバッタはウイルスに感染していて、棒の先に登って行って、息絶えているのです。トンボはそれを知りません。こんな光景があちこちで見られます。悲しいことですが、仕方がありません。雨に打たれて自然に朽ち果てて行くのです。優しいトンボもいずれは死んでしまいます。今を精一杯生きて下さい。じっと見つめていますよ。


2015年8月24日月曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・ナナフシ(標高 1136 m)

【またまた珍しい昆虫が・シラキトビナナフシです】

 2015.8.23 朝7時頃、アナベルの花の上に変な昆虫がいたのです。どうやらナナフシの仲間のようです。木の枝にとまると全くそれとは判らないように木の枝に溶け込んでしまう、「擬態の名人(名虫か)」なのです。シラキというのは、この虫を最初に観察した方の名前が付けられているのだと思います。

 「新潟県のナナフシ目昆虫」によりますと、シラキトビナナフシはブナ林に対する依存性が強く、新潟県内では標高600m〜800m付近に棲息しているとのことです。

 どの昆虫でもエサとの関係の中で住む場所が決まっているわけですから、シタキトビナナフシの場合も、エサであるミズナラやコナラ、ブナ等のある場所でなければ生活することが出来ないということになります。それでは珍しいシラキトビナナフシの姿をどうぞ。庵主 撮影



2015年8月19日水曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・ムネアカセンチコガネ(標高 1135 m)

【ムネアカセンチコガネは小さな武者のいでたち】

 ムネアカセンチコガネ (コウチュウ目 センチコガネ科)です。しらべてみると、神奈川県,千葉県,長野県など5つの県で、準絶滅危惧種。大分県と大阪府では、絶滅危惧II類、そして、和歌山県で,絶滅危惧I類、結構、貴重な昆虫なんですね。そんな「コガネちゃん」と昨日出会いました。バケツの水の中で泳いでいたのです。小指の爪くらいの大きさでしょうか。さっそく取り上げて葉の上に乗せてやりました。

 ツートンカラーがかわいいですが、このツートンカラーも逆のバターンもあるらしいのです。是非、みてみたいものです。ほかの糞虫とはちょっとちがって、餌は糞ではなくて、菌食らしいのですが、生態はよくわかっていないそうです。


 
触角もまん丸でかわいいです。糞虫にはゴホンツノダイコクコガネのように、カブトムシのように(カブトムシよりも)立派な角がありますが、このムネアカセンチコガネのオスにもちゃんと、小さいけれどカッコイイ角があります。ちなみに環境省レッドデータ・カテゴリーには入っていません。





(島野智之・環境教育実践研究センター・土壌生物多様性)を参考にさせていただきました。写真は2015.8.17 午後 大きな葉の上に乗せて写しました。庵主

2015年8月14日金曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・マユタテアカネ(標高 1134 m)

【美しく成熟したマユタテアカネの雄】


トンボたちにも恋の季節がやってきました
とっても奇麗な雄の姿に感動しています

2015年8月13日木曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・アカハナカミキリ(標高 1133 m)

【アカハナカミキリ】

 プロフィール:体長13~23mm。頭部と触角,後肢は黒色で、胸部背と上翅は赤褐色です。触角はノコギリの歯の形をしています。幼虫は枯れたマツ類を食べます。成虫はノリウツギの花や、マツ類に集まります。



(写真は桑の葉にとまっていたカミキリです。アカハナは赤鼻ではなく赤・花カミキリです。体が赤いハナカミキリの種類です。あまり見かけない種類なので慌てて写真を写したので、上手く撮れていません。)

2015年8月9日日曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・トマトケチャップ(標高 1132 m)

【妙高市 大洞原の知人の畑で穫れたトマトで、ケチャップを作りました】

 『日本の宝・妙高山』の麓に広がる「大洞原」。春は菜の花、夏ヒマワリ、秋にはコスモスの揺れる大洞原よりトマトを購入しケチャップを作ってみました。

 新鮮なトマトを使って丹念に作り上げたケチャップは、これからの料理に「高原の彩り」を添えて、私たちを楽しませてくれることでしょう。





(写真も料理もBy Akiyo 2015.8.8

2015年8月5日水曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・ミヤマカラスアゲハ(標高 1131 m)

【好きな蝶の投票では、女性の人気No.1
ミヤマカラスアゲハ

 なんと妖艶なミヤマカラスアゲハの姿でしょう。カラスアゲハにも似ていますが、メタリックな美形はこの蝶が勝っています。春型と夏型の季節の違いが見て取れます。夏型は体も大きくて、ダイナミックな飛翔を見せてくれます。

 飛び回るミヤマカラスアゲハを追いかけて、やっとのことでなんとか物にしました。山の道で水分補給をしている時が、シャッターチャンスですよ。数頭一緒に水を飲んでいることもあります。