2011年4月28日木曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・山の恵みと幸 <標高53m>

【山菜に出会う歓び】


雪が解け始めると一斉に山菜が萌え出します。写真左上の長い山菜は「野沢菜の新芽」別名とーち菜、その隣の二本の白いのは「ヤマウド」、下のタラの芽に似ているのは「モミジガサ」別名しどけ菜、右の小さな山菜は「蕗のとう」の新芽です。

野沢菜の新芽はお漬(ひた)しにしました。モミジガサと蕗のとうは天ぷらです。蕗のとうは無尽蔵にありますから、蕗のとう味噌や佃煮にして保存しています。

ウドはきんぴら煮か茹でて生味噌で食べるのも良いのでは。これからまだまだ色んな山菜が食卓を賑わしてくれるでしょう。豪雪地方の歓びは、まさに雪解け頃の自然の贈り物との出会いにあると実感いたしました。

2011年4月25日月曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・雑木林の風になって <標高52m>

【谷内畑の湿地に咲いた水芭蕉】



雑木林の中で雪解け水がつくった湿地があります。今日そこに行ってみましたらなんと水芭蕉が群生していました。いもり池でも咲き出したとの情報が入っていましたが、ボクの住まいする谷内畑の中で美しい花の姿を見れるのは幸せです。日に日にその数は増えていくでしょう。

2011年4月22日金曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・雑木林の風になって <標高51m>

【雪割草が咲きました】




知人のペンションの庭に可憐な雪割草が咲いていました。まだ雪は1mほど残っているのですが、解けた地面には陽の光を求めて花々が顔を出しています。カタクリも蕾をつけて早春の風に揺れている様でしたが、花が咲くのはもう数日先になるでしょう。夕方裏の雑木林に出かけて、雪折れした水楢の木を橇に乗せて運びました。何度も雪の坂で足を滑らせて転びました。でも大自然ってほんと良いですね。標高770mのボクの裏山からのお便りでした。

2011年4月20日水曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・雑木林の風になって <標高50m>

【クスサン】

(クスサン・の繭とサナギ)庵主撮影

(クスサン・の晴れ姿)石黒通信氏撮影

ところで、クスサンのマユというのは中から出るためにあらたに穴を開ける必要がないしくみとなっています。川に沈めておいて魚をとる竹製のトラップのように、繊維がよりそってふさがった出口があらかじめ用意されているのです。本来の主であるクスサンはもちろんその出口から体を脱出させるわけです。幼虫は主に栗、コナラ、クヌギの葉を食べて成長します。多く発生すると樹木に害を与えることがあるとの事です。

「籠抜け」のイリュージョン マジックの種明しは以上でした。

2011年4月18日月曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・雑木林の風になって <標高49m>

【スペシャル イリュージョン】



昨日杉野澤の雑木林を歩いていたらこんなものを見つけたのです。全長7センチほど、細かいアミカゴ状の袋なのです。中をよく見てみるとサナギが入っています。でも手の平にのせてみても重さは全く感じられないのです。

それもそのはず中のサナギは羽化して住人はどこかに行ってしまったようです。ところがなのです。その住人が出て行った出口が見あたらないのです。まさに『籠抜け』のイリュージョン・マジックなのですよ。結構大きな生き物のはずです。それが羽化して外にどのようにして出て行ったのかがわからないのです。また細かく精巧に出来た俵型の巣。何故にこんな住み家に入って羽化を待つのでしょうか?

この別名スカシダワラ(透し俵)と呼ばれている繭(まゆ)の住人は果たして何でしょうか?答えは次回にアップさせていただきます。

2011年4月15日金曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・いもり池の景観 <標高48m>



上の写真は、上信越国立公園のなかにあります「いもり池」です。春になると水芭蕉が最高に美しい、とっておきのビューポイントなのです。今日池のそばまで歩いてみましたが、まだ雪と氷に覆われて相当危ない感じでした。

でも周りを歩いてみますと、もう水芭蕉の若葉がカヤの葉を割って頭を出していました。5月の第一週には花も咲き「水芭蕉まつり」が賑やかに行われるでしょう。この水芭蕉も最近ではいもり池のみならず、ボクの住まいしている谷内畑の湿地にも咲いてくれるのです。その写真を今から狙っていますので、いずれこのブログにアップさせていただきます。

2011年4月14日木曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・温泉で心身の癒しを <標高47m>




ボクのホームグランド、妙高高原 池の平温泉の露天風呂です。妙高山の標高1800mの南地獄谷附近が源泉の「黒泥の湯」です。温泉成分が強いため皮膚の弱い人は要注意ですが、その効き目はなるほどと唸るものがありますね。

湯船に浸かりながら雪の妙高山を眺めることが出来ます。早春の冷たい風にほてった体が冷やされて、また肩まで湯につかるのです。上の写真に源泉掛け流しの出湯口が写っているでしょう。ここに肩をもっていってちょっと熱めの湯を掛けてやれば、ボクの肩こりはすぐに治ってしまいました。どうか皆さん、自粛もほどほどにされて、たまには温泉にでも入って普段のストレスを解消されては如何でしょうか?

日々大震災のニュースを聞いて、心に重さを感じなんとなく物憂い思いがストレスとなって残ってしまいます。その解消には温泉が一番!だと思っています。

2011年4月11日月曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・早春の花と輝く <標高46m>

 春の花には黄色が多いとか聞きましたが、確かにやっと道ばたの雪が逃げていった土の中から可愛い花々が顔を出してくれました。

今日は夕方の一時、粉雪の舞う中を「蕗のとう」を摘みに行ってきました。まだ開いていない蕾のままのが特に良い香りがして美味しいのです。

蕗のとう味噌にして暖かいご飯にのせていただきました。早春の妙高山の贈り物です。ほろ苦
く「日本の香り」そのものでした。

 早春の妙高山は清純そのものです。男山の荒々しさの中に、女性のふくよかな優しさを秘めているのです。それはまるで「オネエマン」のようですが・・・

火山活動が終焉を迎えるC級火山にありがちな悟りに近い山の心境すら感じるのです。もう少しすると、この山肌には「はねこんま」や「トンボ」などの模様が浮き出てくるのです。

2011年4月9日土曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・霧の谷内畑(やちはた) <標高45m>



今日は朝から濃い霧の中に沈んでいます。こうなるとテレビもうまく写りません。外に出て歩いて池の平温泉まで行ってきました。スキー場も閉鎖、震災でお客さんもほとんど来ないホテル、ペンション、旅館なので人の姿はあまり見かけません。

温泉はとっても大きいゆったりとしたスペースですが、今朝は男湯は先客が一人だけ。ガラスを通して雪の妙高山が一望できる湯船にボクひとり。あまりの贅沢に申し訳なさすら感じました。明日はお天気らしいので、蕗の薹を摘みに出かけましょう。

2011年4月8日金曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・異次元世界への入り口 <標高44m>


この写真は「イモリ池」近くのペンションが沢山建っている杉並木から撮っています。正面に見えているのが妙高山の中腹です。ボクはかつて『Visitor 訪問者』というSF小説を書きました。はるか宇宙の果て「キャベリン星」からやって来た異星人達と、日本の天文学者達との不思議な交流と往来の物語です。

私達は今、縦横厚みのある3次元世界に住んでいます。ところがこの宇宙空間には3次元世界を超えた4次元・5次元なる空間があるのです。その世界へ超入するドアー(時間のゆがみの中に入っていく場所)こそ、この写真に写っている「ミラー」だったのです。

異星人の長老はこう言っています。『あなた方が私達の住む世界に戻って来たいなら、今から言う扉を押すのです。その扉は山の中にあるミラー(鏡)です。それも大きな木の傍にあることが条件です』。ボクが先日何気なく撮った写真に写っているミラーこそ、その長老・ラビの告げた異次元世界への入り口そのものだったのです。

この霊々妙々としている妙高山麓のスピリチュアル・ゾ〜ンこそ不思議な空間でありました。この入り口を見つけたあとに起こってきた超常現象とは・・・いずれまた。

2011年4月3日日曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・JRに乗って小旅行 <標高43m>


妙高市に移転してきて4ヶ月が経過しました。4月になって雪も溶け始めたので、妙高高原駅からJRに乗って近くの新井の町まで出かけてみました。なんと列車は「妙高号」、一昔前の特急列車です。これが信越本線、長野〜直江津まで各駅停車で運行しています。

4月1日の金曜日、ガラガラの列車に乗っていざ出発。次の駅は「関山」そして「二本木」、その次が今日のお目当て「新井」なのです。乗っている時間は正味25分間ですが、沿線からは真っ白い雪を被った妙高山をはじめとする連山が一望できます。一面雪の原を列車は走り抜けていきます。

「新井駅」は妙高市役所がある大きな町でした。立派な商店街があり、しゃれたお店が並んでいます。その日の目的は、商店街で時計店を経営する友人に会うことでした。しばし楽しい話をして友人と別れ、次の目的の駅前「山本食堂」へ直行。

鄙びた庶民的な食堂で昼食をいただきました。昔懐かしい昭和のレトロな雰囲気がとっても気に入りましたね。熱燗を一杯(350円)これには美味しい野沢菜のお漬け物が酒の肴に付いています。焼きそば(500円)、醤油ラーメンなら400円でした。なんともリーズナブルな価格で嬉しいですね。


また寄せていただきますと、お店のお母さんにお礼を言って一時間に一本の列車に乗って帰途につきました。こんな小旅行も結構楽しいものです。次の目的地は直江津にしました。美味しい佐渡の魚を食べに出かけることに致しましょう。

2011年4月1日金曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・東京電力への怒り <標高42m>




一体どうしたというのか。福島の原発事故での対応は尋常ではない。命がけで作業をしている人々への環境保全・休養・食事などは、真剣に考えて実施されているとは思えない。会長、社長、副社長など幹部の気持が我々には伝わってこない。怒りを通り越して、悲しさすら感じられる。

なおこの未曾有の国難に対する国会議員の顔もよく見えない。政権政党に所属する一年生議員は今、何をしているのか? そのうちなんとかなるだろう・・・とでも考えているとすれば、次回の総選挙での結果は火を見るよりも明らかであろう。