2015年7月8日水曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・白樺の榁(標高 1125 m)

【白樺の榁(むろ)・おきどころ】

 3年前に森の中に転がっていた「白樺の榁(根っ子)」を回収してきました。中の空洞に小石を敷き、土を放り込み、スズランやシランを主に、野草を植えておきました。冬の間の4ヶ月は雪の下でじっと耐え忍んでいるこの「自然の花鉢」。何が生えて来ようと、触らない・抜かない・お世話をしないの『なるがままでごめんね』を通しています。

 今ではアマガエルやニホンカナヘビ、時にはカタツムリなども棲んでいます。毎朝この「白樺の榁」を見るのが楽しみです。夜霧・朝露をしっかりと受け止め、今朝も活き生きとして仲良くしています。自分の居場所は、それぞれが守り、決して他を排斥せず伴に寄り添って生きる野草たち。そこは小さな宇宙そのものなのですよ。



2015.7.8 小さな宇宙。その名は『おきどころ』庵主 撮影)

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