2013年7月25日木曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・儚きはカゲロウ<標高 684 m >

【スカシヒロバカゲロウ】


長翅目 ウスバカゲロウ科:皆さんはアリジゴクという生き物をご存知でしょう すり鉢状の穴をつくり アリが落ちるのを待っているちょっと陰険な生き物ですが その幼虫が羽化するとウスバカゲロウとなります

その仲間のスカシヒロバカゲロウは まるで大正時代の人力飛行機のようにパタパタと言う感じでボクの目の前を飛びました
そっと手で触ってやると桑の枝にとまったので写真に収める事が出来ました

なんと言ってもこの幅の広い透明感のある羽根 ほれぼれと魅入ってしまいますね このカゲロウは水中に棲むカゲロウとは違います

寿命は幼虫半年 成虫(羽化後)数時間から長いものでも一週間でしょうね
まさに『儚きものは蜉蝣』なのでしょう  

起源が古い昆虫で三億年以上も前から生き残って来ているそうですよ

(庵主の日時計日記:自然と私)より


2 件のコメント:

  1.  トンボとカゲロウは本来別の生き物ですね。平安時代に作られた女流作家の「蜻蛉日記」を国語の先生が教室で「とんぼ日記」と読んで生徒に笑われましたが、本来トンボは「蜻蛉」と書き、カゲロウは「蜉蝣」と書くのが正しいわけで「蜻蛉日記」をかげろうにっきと読ませるのは本来正しくないわけで、昔はその区別があいまいだったようですね。

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  2. 小川 洋帆 様

    こんばんは。

    なかなか難しい問題ですね。昔の人にとっては、蜻蛉も蜉蝣もあまり変らなかったのではないでしょうかね。

    日本の古い呼び名では、トンボのことを『秋津(あきつ)』と称していました。国中にいろんなトンボが沢山いたので、日本の国を『秋津洲(あきつしま)』とも言いましたね。
    『蜻蛉』も『蜉蝣』も今となっては、なかなか漢字で書く事すら難しくなりましたね。

    国語の勉強ができて良かったです。ではまた。

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