2012年10月6日土曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・高原の贈り物<標高 464m>


【ヤマブドウが実ったよ】



春の日ヤマブドウの蔓にたくさんの花が咲いていたのを見つけていました 秋にはきっと実をつけてくれると楽しみに待っていたのです

昨日薮をかきわけて入ってみますと ヤマブドウは密やかに小さな紫色の実をつけていました

はてさて葡萄ジュースにするだけ穫れるかな?
そんなことよりも 春の日の約束を果たしてくれたヤマブドウに感謝の心を捧げましょう

(庵主の日時計日記:自然と私)より


2012年10月5日金曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・妙高高原の生き物たち<標高 463m>


【モリアオガエルのうたた寝】


『あれっ あそこにいるのはモリアオガエルのみっちゃんじゃないか!なんだか眠そうだな


『眠いよう〜〜 あったかい笹の葉はきもち良いな うん?? そこで見ているのは ど・な・た?』

みっちゃんごめんね おこしちゃって ボクです庵主ですよ ひなたぼっこですか? そろそろさむい北風さんが吹いて来ますね どうするの?』

『木のはっぱの下に寝床があるんだ そこにもぐりこんでまた寝ちゃいます いっぱい夢を見るんだよ 高い木の上からヒマワリさんを見たことなど いっぱい いっぱい』


『じゃね そろそろお家にもどりますよ 庵主さんもかぜを引かないよう気をつけてね さようなら』

『ありがとうそうするよ どでかみっちゃん また雪がとけて暖かい春になったらお話しましょうね それまでお元気でごきげんようさようなら』

こんなに美しいカエルがいるなんて信じられません みっちゃんファン倶楽部の庵主でした

(庵主の日時計日記:自然と私)より

2012年10月3日水曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・水のアート<標高 462m>





水が 創作した繊細なアート そのひとつひとつに映り込んだものは大空から周りの木々までを網羅している

ミクロの水滴から大きな水玉まで みんな個性の凝縮だ
瞬間の存在から太陽に吸い取られるものまでそれも様々だ
でもこの時こそまさに『Eternal Now・永遠の今』なのだ

観て・感じて・ふれて 生きていることにこそ歓びがある

(庵主の日時計日記:自然と私)より







2012年10月2日火曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・籐のバスケット<標高 461m>


【Rattan Basket】


畑で穫れた豆をこの籐籠に入れて届けて下さいました 豆も嬉しいのですが その方がまだ子供の頃から家にあったという時代物の籐籠がとっても懐かしいのです


60年以上経過しているのに 編み目のほつれも無く 籐職人の技量の高さが窺えます ボクも竹製の魚籠をいくつか持っていますが 日本人の細かいところまで気を配る『匠の技』に感動しますこの籐籠は知人の子供さんもお使いになるでしょうからひょっとすれば100年の長きに渡って役に立つ事でしょう 素敵なRattan Basketに感謝です

(庵主の日時計日記:自然と私)より

2012年10月1日月曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・台風の朝<標高 460m>


【倒木もなく朝を迎えて】


風速60mもの風がやってくると さすがの大木も倒れないとはかぎらない
台風にそなえてハーブ畑やハンギングバスケットの整理をした 大雨は対策の仕様がないので渓流の川相確認にとどめた

昨夜10時頃から風と雨脚は一気に強くなり屋根をたたく音が凄まじい 『らじる★らじる』を聴きながら それでもあっという間に眠りに落ちてしまった


朝目覚めて外に出てみるが 風はなく小雨が降っている 大切な木々たちの様子を確認したが 倒木はゼロ 枝が折れた怪我の木も無し『よかった・・・みんなよく頑張ったね ありがとう』

昨日畑で植え替えた「壬生菜」のことが頭をよぎった 明日からいよいよ冬の準備を始める予定だ その前に客人がみえる 台風一過の抜ける様な青空と 運が良けりゃ「鷹の渡り」が見られるかもしれない イワナを釣って熱燗できゅっと一杯『う〜ん ちと贅沢かもな』

(庵主の日時計日記:自然と私)より

 

2012年9月29日土曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・言葉のアーカイブス<標高 459m>


日本旅行協会 『旅』二月号、昭和七年一月一日発行を読みながら。「バック・トウ・ザ・パースト(時を戻して)」 第 14



日本旅行協會「旅」、昭和七年二月號より

櫻海老とワカサギ」 二月から三月へ掛けての散策                            近藤 飴ン坊


水戸へ花見に行ったら、湊、磯濱まで行樂を延長して春の海を眺めるのもいい、そこには鮮魚が諸君の味覺を満たして呉れる。東京で氷で保たしてある魚類に舌を胡麻化されてゐる者が、海から取り立てのピチピチと生きている魚に出會った時、サカナは美味いものだなと思ふ、而も鹽燒、煮肴、サシミ、價は廉。

土浦名産サクラ海老は驛賣が持ってゐる。霞ヶ浦の小海老を、贅澤にアタマも尾も脚もむしり捨てて本當の眞中の正味の肉だけを茹でて乾したのだから價も廉くないが酒のサカナに佳し、殊にビールのサカナとしては最上品。サクラ海老とは乾し上げたカタチが櫻の花に似て其の色が櫻色だからである。

土浦では此のほかにワカサギが名産、これは新年が近くなると東京で賣出すが正月の膳に無くてはならぬ物の一つになってゐる。此のワカサギ屋が土浦の町には何とまあ多いことよ。驛前から一直線に行くと頓て鼻は芳い匂ひにぶつかる、誰でもさうかとうなずく。

飯能の土地料理

川越へ出ないものは飯能へ出てもよからう、天覽山にはポツポツ梅が咲いてゐる、見晴し臺から見ると、視線内の村々を梅の花が白く點綴(てんてい)してゐるその向ふに富士が見える、大菩薩峠が見える。

山を下った所に料理旅館東雲亭(しののめてい)がある、默ってゐれば椀、燒、さしみに吸物の東京式だが命じれば土地料理を提供してくれる。自然薯が土地の名物だが、これは驛前で賣ってゐる。狭山の銘茶も家包(いえづと)にいい。

久慈の梅から鯰料理へ

久慈の梅林は古木で有名。玉川電鐵に拠るもよし、南武鐵道に拠るもいい。名物を持ってゐないが、南武鐵道の客となれば義士の遺跡もあるし、多摩川の春光もいい、登戸(のぼりど)には古い料理屋があって鯰(なまづ)を名物にしてゐる。

あれから小田急も利用出来るし、府中へ出て大國魂神社に參詣、京王電車で新宿へ出ればここにはお好きな名物が何でもある。鮨、天ぷら、鰻飯、支那蕎麥、牛鳥肉と並べただけでゲンナリするのに近代風カフエーがあり、附近は、小料理とおでん屋が軒をならべてゐる。

<庵主からのひとこと>

登戸は多摩川と多摩丘陵を背景に自然に恵まれた地形で、かつては旅人が宿場として利用していた由来と歴史をもつ地域です。
天保元年(1830年)創業、変わらぬ味の登戸の料亭『柏屋』は、今も伝統の川魚料理を承けついでいます。俳人巌谷小波も昭和の初めに句会のため柏屋に立寄り、『小春日や日本一の腹加減』という句を詠んでおり、今でも句碑として残っています。
1932年(昭和7年)頃、飯田九一により描かれた画には大きな鯰(ナマズ)が描かれてあり、そこに巌谷小波が即興で「小春日や」の俳句を書き残したとの事です。この柏屋を訪れた巌谷小波も鯰料理を楽しんだ様子が窺い知れるのです。現在「鯰料理」がメニュウに入っているかどうかは定かではありません。
(庵主の思い出日記:時を戻して より)続きます





2012年9月28日金曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・妙高高原の生き物たち<標高 458m>


【秋の野草とマユタテアカネ♂】


昨日の朝 わずかな日溜りのなかに緋おどしを身につけたようなマユタテアカネの雄(♂)が翅を休めていました

朝晩の気温はもう15度Cをきっています 秋の最後の温もりを体にあびて 精一杯の晴れ姿をボクに見せに来てくれたのでしょうか

そんな健気な姿に感動して 秋の野草を摘んで飾ってやりましたよ 拾って来た「栃の実」も添えて・・・


『素敵なイケメントンボさん あなたの門出にわたしたち野の草花もエールをおくりますよ あなたの子供たちに来年の夏もきっと会えますように』

『ありがとう ススキさん アザミ君たち ボクの子供を来年もよろしくね きっとはねを休めにうかがうと思うよ ではさようなら・・・』

(庵主の日時計日記:自然と私)より