2015年5月18日月曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・おお怖や(標高 1109 m)

【おお 怖や 鎌首もたぐ マムシグサ】

 森の中を歩いていると、新鮮な驚きを感じる事がよくある。薄暗い中で足下にこのマムシグサ(蝮草)を見るとき、どきっ!とするのは私だけではないだろう。
この仲間(テンナンショウ属)は30種余りもあって、一部を除き、変異が多く中間的な形質を示すものもあるため、区別が困難な種類だそうだ。

 地下の偏球形の地下茎はイモ状で有毒です。そのまま食べると胃腸障害や麻痺などを惹き起します。ただし、毒抜きすれば食用にできるとされますが、一般には危険です。地方によっては、茹でて何度も水に晒すなどし、臼で突いてモチのようにして食べるとのことです。 よほど食料がなくなった時以外、手を出さない方が良いでしょう。




(写真は谷内畑の森にて写す。2015.5.17 庵主)

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