2015年5月10日日曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・春の山菜・2(標高 1107 m)

【焚くほどは 風がもてくる 落ち葉かな】 良寛

 この句の意味は、『私が庵で燃やして煮たきするくらいは、風が吹くたびに運んでくれる落ち葉で 十分間に合うことだ。だから私にとっては、この山中での暮らしは物に乏しくとも満ち足り ていることよ。』であります。

【出典】、角川ソフィア文庫 松本市壽編「良寛 旅と人生」

 きのうも夕方、周囲の森の中を散策して、「たらの芽」と「ゼンマイ」を収穫させてもらった。必要なだけ、少しあれば、それで満足。『また来年も顔を見せて下さいね。君たちと会える春の日を楽しみに、一年を過ごしています。有り難うございます。お礼にほんの少しですが糠(ぬか)を蒔いておきます。』こんな会話を交わしながら夕暮れの森に別れを告げました。マインヒュッテ 庵主


0 件のコメント:

コメントを投稿