2013年3月7日木曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・妙高高原の生き物たち <標高562m>


【ウスタビガの繭(まゆ)】

昨日温泉からの帰り道 暖かい陽光を背に受けて歩いていると 面白い物を見つけました 薄緑色の 水を汲む『ひしゃく』のような形をしています


Presented by Jun

全長3.5センチ 厚さ1.8センチほどあります 楓(カエデ)の葉と枝にしっかりと付着しています この繭は去年の秋に羽化していますので中にはもう何もいません

宿の主はヤママユガ科の蛾です けっこう大きな蛾でクスサンなどの仲間です 寒さに強くお腹は羽毛のようなフサフサとした毛に覆われています 羽根には大きな目のような模様があり 灯火に飛来するのを見かけます

春に孵化(ふか)した幼虫は クヌギ、コナラなどブナ科の植物のほかサクラやケヤキなどの葉を食べて生長します

ウスタビガの繭を見つけることが出来るのも 雪が解け出して 少しづつ春が近づいている証拠でしょうね

(庵主の日時計日記:自然と私)より

2 件のコメント:

  1. 薄茶色になったのは見かけたことがありますが、こんなにきれいな薄緑は初めてです。
    これもまた晴色ですね。こちらは昨日今日とても暖かです。
    庭の芝を焼きました。

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  2. ごん魔女 様

    そうなんですか。見かけた事があるとは知りませんでした。
    こんな物でも生き物の気配が感じられて、手に取って眺めているのです。

    今杉野沢の温泉まで歩いて来ましたが、雪は大分解けていました。
    細い水路が雪解け水で溢れて、道路を流れる様は、春の近さを感じる景色なんです。

    妙高コシヒカリの田んぼはまだ雪の下。生き物の姿は見えませんでした。
    ここらには余り犬も猫もいませんね。どうしてでしょうね。

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