2013年5月19日日曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・上越高田を訪ねて <標高 619 m>


春になったら一度、上越高田の町を訪ねてみたいと大雪の中でふと思ったものでした。軒先に雁木と呼ばれる屋根付き通路のある、古い町の息づかいを、この身に直に感じながら歩いてみたい、そんな思いからでした。

願いは叶うもので、昨日の朝、信越本線 妙高高原駅から「妙高1号」に乗って直江津方面に向かいました。40分ほどで高田駅に到着します。途中「脇野田駅」を通ります。ここは2年後に開通する、北陸新幹線の停車駅になる場所です。今急ピッチで新駅建築が進められています。ただ駅名はまだ正式には決まっていないようです。



高田の大町通りにある「旭会館」で開催される、生長の家の講演会の講師に招かれたのがこの地を訪ねるご縁となりました。




この町の「雁木」と言われるものは、豪雪地帯の冬の生活には欠く事の出来ない生活通路の確保のために、先人が智慧をしぼって出来上がったものでしょう。総延長は16Kmに及び雁木の長さとしては日本一だそうです。

この「雁木通り」の素晴らしさは、なんと雁木部分は私有地であり、それを各戸が通路として提供しているとのことです。「雁木通り」は「思いやり通り」とも言えるのですね。次回の訪問は、雪の積もった雁木通りの町並を体験したいと願って長野行きの列車に乗りました。



(庵主の日時計日記:越後の風景と心優しい人々)

2 件のコメント:

  1. 高田というと雁木の街ですね。北国の風情を心から感じさせてくれます。高田は私の家族にも深い関連のある街です。亡くなった父が軍人として最初に赴任したのがこの高田だったそうです。また私の娘が教員として最初に赴任したのがこの高田にある大学でした。その関係でよく高田には遊びにきました。敬愛する上杉謙信の春日山城も近くにあります。
     そして国立公園妙高に移住してきてこの地の合唱で初めて舞台に立つ予定がこの高田にある文化会館ホールで7月に開かれる合唱祭ですね。
     庵主様が講演されたテーマは亡くなった母が谷口雅春先生の著作集を持っていて愛読していたのを思い出します。私も時々母の本を借りて読ませていただきましたが心あたたまる、しかも全ての宗教を包含する広い世界を感じ、大変勉強になりました。私の青春の人格形成に少なからぬ貢献を頂きました。ただ私は友人の影響でキリスト教の洗礼を受け、宗教音楽の道に入り込みましたので直接的には生長の家には関与しませんでしたが心情は全く同じ位置にあって日々感謝の気持ちでおります。
     

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  2. 小川 洋帆 様

    お早うございます。

    高田の町に深いご縁がおありになったのですね。しっとりとした落ち着いた街並の中に、厳しい冬を乗り切る、先人の心意気と言いましょうか、愛の深さを感じました。
    私の両親は、熱心な生長の家の信徒でありました。ボクは中学〜大学までミッションスクールに10年間通い、カナダ・メソジスト教会の教育の元、聖書を学びました。

    両親の遺志を継ぎ、生長の家の講師となり、単身赴任の地でも、生活のベイスにしてまいりました。洋帆さまとはまた、聖書の事や谷口雅春先生の真理についてもお話出来ることを心から嬉しく思います。万教帰一の精神で、これからも宜しくご指導下さいますよう。

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