2013年9月12日木曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・華麗なる毒草 <標高 736 m >

【ミョウコウトリカブト】

清渕川の渓流に寄り添うかのように咲いたミョウコウトリカブト 日本三大毒草(トリカブト ドクウツギ ドクゼリ)の一つです


この花を見てまさか人を殺すほどの毒があるのかと思うほど とっても美しい清楚な花だ
だがその毒力は天然物のフグ毒に匹敵する


ところがである 葉や花にも毒素があり根はとりわけ強烈なのですが その根を薬に変えてしまうのが先人の知恵です 中国の漢方では鎮痛作用 神経痛 リウマチ 高血圧症 などの治療にあてるのです 漢方薬の八味地黄丸 天雄散などにごく少量配合されているとのことです

(庵主の日時計日記:自然と私)より

2 件のコメント:

  1. 毒を使った武器は神話の時代からあったようで、磐余彦尊(後の神武天皇)の東征の際、大和地方で東征に抵抗した豪族である長髄彦が毒矢を使った。磐余彦尊の兄である五瀬命がこの矢を受け、その傷が元で死亡したという記事があります。人類との長い付き合いのある植物ですね。

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  2. 小川 洋帆 様

    お早うございます。

    洋帆様は、なかなかの学者ですね。世界各地でそのような事例は沢山あるようですね。南米などでは、ヤドクガエルの持つ強烈な毒を矢の先に塗って戦ったようです。その戦闘そのものの名前が、両生類の名になっているのも、凄い事ですね。

    トリカブト殺人事件などもその最たるものですね。

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