2014年5月18日日曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・本居宣長(標高 917 m)

【本居宣長(もとおりのりなが)】

 江戸時代の国学者であった本居宣長は、当時解読不能に陥っていた「古事記」を、精魂込めた研究と努力で解読に成功し、約35年有余の時を経て「古事記伝」をあらわし、国学の源流を形成していったのである。1730年(享保15年)伊勢国松坂に生まれている。1758年(宝暦7年)、松坂にて医師を開業し、亡くなる10日前まで医業をなしたと伝えられている。1801年(享和元年)生まれ故郷の松坂にて没した。当時70歳まで生きたという事は、かなりの長寿者であったのだろう。やはり医業を為していた結果であろうか。

本居宣長の和歌でボクの一押しはこれである。


【敷島の大和心を人問はば朝日に匂う山桜花】



514日満開の妙高山麓の山桜を、本居宣長の御霊に捧ぐ 庵主)

2 件のコメント:

  1. 妙高の地から続いているいろいろな山並みを見ていると、遠くにピンク色が浮き出た春霞のような風景が展望されます。これが点々と咲いた山桜なのでしょうか。美しい季節ですね。本居宣長という人は大変な学者なのですね。

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  2. 小川 洋帆 様

    お早うございます。山桜のシンプルな美しさにはほれぼれとしますね。ソメイヨシノやボタンザクラと違って、一花ごとに間隔があいて、その広がりが一つの家族のような感じがするのです。色目もさらっと淡白で民族性を顕しているかの様です。ただ全ての山桜がそうだとは限りませんが・・・

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