2012年1月6日金曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・言葉のアーカイブス <標高247m>

流一平氏北欧に飛ぶ

庵主先輩、その後の連絡が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。マドモアゼル・吉岡と温泉に入ったとき、なんと先生はこう言ったのですよ。『一平さん後ろを向いて、さあお背中にこのミネラル一杯の泥をお塗りいたしますわよ』先生は手の平にのせた泥を私の背中に貼り付けるようにしたのです。そしてゆっくりと手の平で背中全面に泥をひろげたようなわけで。温たかい背中と柔らかい先生の指でマッサージ効果抜群なのです。至福の時を体験した私はまるで天国にいるような気分でした。一応報告しておきます。ごめんなさい。

今ここレイキャヴィークは、日の出が朝の3時、そして日の入りが夜中12時頃となります。いわゆる白夜なのです。今回の先生とのブルーラグーンへの小旅行は、お昼の間でしたが、ここはやはり夜訪れる場所なのです。

幻想的な広大な自然の浴槽に入って、夜空を眺め、時として夢にまで見たあの神秘なオーロラを見ることも出来るのです。その魅惑の宵にマドモアゼル・吉岡と肩を並べて語り合い、北欧の歌「オーロラに奏でる愛」など口ずさむ。これ以上の幸せがあるでしょうか?

今回は残念ながら、その夢は叶いませんでした。先生とは明くる日、ホテルでお別れして私はその足で今回のアイスランド訪問の仕事の一環として、レイキャヴィークの市役所を訪ねました。先日もお知らせしましたが、今回の北欧の旅の目的は、日本のある会社のレイキャヴィークに於ける和風ホテルの建設の下調べなのです。

ここは美味しい魚はふんだんに食べる事が出来ます。温泉もここ彼処に湧いています。人口が少ないので、ゆっくりと何事も楽しむことが出来るのです。オーロラ、白夜、そしてゲイシール間欠泉、ストロックル間欠泉などの雄壮な眺め、氷河、グトルフォス(黄金の滝)などスケールの違った自然に直接触れる事が出来るのです。

きっと日本の裕福な老夫婦などにとって、まさに人生の最高の思い出となって残ることでしょう。是非実現させたく、その立地条件に合う場所を探すのが私の任務であるのですよ。
そのような訳でまず最初に市役所の観光課に挨拶に出掛けてきた次第です。

今回の『流一平の出先からごめんなさい』は、これで一端終わりです。日本に帰り次第、妙高高原の庵主先輩のヒュッテをお訪ねしたく思っています。詳しくはその時、ご機嫌宜しゅうさようなら。

庵主よりの一言:どうやら一平とマドモアゼル・吉岡の「密会現場」を垣間見たような感じですな。あほらし屋の鐘が鳴る、ちゅうのはこんな事か・・・

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