2012年4月23日月曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・言葉のアイカイブス <標高333m>


アマン・ガマン・ゲロッポのお話 15

アマンはレンボリックさんの可愛いヒナちゃんとお水かけごっこなどをして楽しんでいます。その間もお父さんレンボリックさんは、少し離れたところでじっとみんなの様子を見ているのです。

ここにもこわ〜い青大将もやってきます。そしてゲロッポ小父さんと決闘をしたヌートリアも水浴びにくるのです。でもお父さんはちゃんと隠れる場所も、逃げる草むらも用意しているのです。

ガマン君は水の中に潜ってなにかしています。ときたま浮かび上がってきては、そばのリリーパッドの上につかんできた小さな物を置いてまた水中にもどって行きます。アマンはそっと近付いてみました。

そこにはとっても小さな、キラキラ輝く石がいくつかのっていました。それは宝石のようでした。ガマン君はまたつかんで浮かび上がってきました。

『ガマン君これな〜に?』『ああ、これかい。これは翡翠(ひすい)玉だよ。(注1)』『ひすい玉?アマン初めて見たよ』『そりゃそうさ。ボクだってつい最近見つけたんだもん』。

ガマン君が言っていた秘密の場所とは、このひすい玉があるところだったのです。それは太陽の光があたると、色んな色に変わりました。まるでいつかアマンが見た虹の橋の色のようだったのです。

『ボクも一つ欲しいな〜』睡蓮(すいれん)の葉の上で、イモリの奥ちゃんはポツリと言いました。『お〜い、そこにいるイモリさん、こっちにおいでよ!』とガマン君が呼んでいます。



淳爺の睡蓮の咲く池 Imagined by Jun


イモリの奥ちゃんは、可愛い手をあげてガマン君に言いました。『そっちへ行っていいのかい?じゃ、すぐに行くからね〜』もう嬉しくってたまりませんでした。リリーパッドの上からスイ〜〜ッと一気に水の中にもぐりました。

勉強の部屋:翡翠(ひすい)(注:1

これは宝石の一種です。色は深緑をしていますが、透明です。中国や日本など東洋と呼ばれている国の人々に人気があります。古くは玉(ぎょく)とも呼ばれていました。

私が先日訪れた、インカ・アステカ展にも翡翠(ひすい)で作られたマスク(顔)が展示されていました。神秘的な(しんぴてき・不思議なかんじ)その輝きに感動しました。

(一部、ウイキペデイア参照)





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