2012年4月26日木曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・言葉のアーカイブス <標高335m>


アマン・ガマン・ゲロッポのお話 16

イモリの奥ちゃんは、長いしっぽをクネクネさせながら一直線にアマンのいるところまで泳いだのです。そしてポカッと浮かび上がりました。そこはアマンのちょうど横でした。突然黒い大きな長い生き物がそばにきたのを見て、アマンは『キャッ!!』と声を上げました。



『ごめん、ごめん。驚いた? 僕イモリの奥って言います。よろしく』イモリの奥ちゃんは小さな黒い目をして言いました。


『わ、わ、わたし・・アマガエルのアマンで・・す。ああ、驚いた』奥ちゃんとアマンはこうしてお友達になったのです。

ガマン君がそばにやってきました。『こんにちは、イモリさん。僕水中アマガエルのガマンです、宜しく』『ガマン君、呼んでくれて有り難う。僕は、この近くのリンゴ農園の淳爺のところにいる、イモリの奥です、宜しくね』『リンゴ農園?それってな〜に』。とアマンが言いました。

『アマンちゃんは、リンゴ知らないかい?』『ごめんアマン・・・知らないの・・・』『いいんだよ、そんなの知らなくったって。じゃあ今度僕んちへ遊びにおいでよ。リンゴ、見せてあげるよ』『ガマン君、行こうね、こ・ん・ど』。

そんなことになって、カエルとイモリはもうお友達になったのでした。

『イモリさんて、お腹赤いのね。とってもきれい』とアマンが驚いたように見ています。『そんなに見るなよ、恥ずかしいじゃん』イモリの奥ちゃんは恥ずかしそうにして手と足を使って小川の草むらに泳いで行きました。

葦(あし)や芹(せり)にくっついている藻(も)などを小さなお口でなめるようにして食べています。イモリの奥ちゃんは、小さな虫やミミズも大好物です。でもそれを食べているところをアマンちゃんには見て欲しくないなと思っていました。



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