2013年8月19日月曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・サワギキョウ <標高 710 m >

【湿地に咲く妖女】


国立公園妙高 いもり池周辺の湿地帯に咲き出したサワギキョウの妖艶な姿をどうぞ

可憐な花と表現したかったのですが この植物は毒草としてもしられており 麻酔の効用に使われたこともあるらしいが 危険度も大きい

横溝正史の長編推理小説『悪魔の手毬歌』では「お庄屋殺し」の名で登場し 場面を盛り上げている(この項 ウキペデアより)

(庵主の日時計日記:自然と私)より

2 件のコメント:

  1.  仰る通り妖艶ですね。私の住む千葉県成田付近の地では桔梗は忌む花とされ嫁に来た娘の嫁入り道具に桔梗の模様があると送り返させる習慣があります。三歳の童子でも桔梗の花を見つけるとむしり取ってしまうというほどです。
     昔故郷の英雄だった平将門をだまして殺したのは桔梗という女性だったそうで、その恨みが現代まで続いているのです。村には将門神社や将門の井戸があり村人の進行は篤いものがあります。

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  2. 小川 洋帆 様

    お早うございます。

    千葉の成田にはそのような事が今も残されているのですね。何百年をまたいで、怨念は地下水のごとく時には静かに流れ、ある時は地上に噴出し、そのたび毎に色合いを変えながら人心にまとわりつくのでしょうね。

    時の英雄も場所を変えれば、逆賊・国賊となる。悲しいことですが、それぞれの故郷にとってはかけがえの無い人物であることも確かです。『忘却は忘れ去る事なり、忘れ得ずして忘却を語る心の切なさよ。』とは君の名はの名台詞でしたか、もうそろそろ水に流す時が来ているものもけっこうあるのでしょうね。

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