2011年10月31日月曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・児島高徳 <標高179m>



【カリン】


(榠樝、花梨。 別名、安蘭樹(アンランジュ)中国では「木瓜」)



ボンさんの知人、リンゴ農園のSさんのお庭で実った大きなカリンを頂きました。リンゴのような形をしたカリンは初めて見ました。そこで思い出した事があるのです。それは今から15年ほど前の事でした。

岡山県津山市に転勤した頃、ボクは単身赴任で「院庄」という小さな駅の近くに住んでいました。軍記物語『太平記』に登場する忠臣、児島高徳(こじまたかのり)に由縁の「作楽神社」が近くにありました。

ここには後醍醐天皇に忠誠を尽くした児島高徳が桜の木に彫り込んだと伝えられる「天莫空勾践 時非無范蠡」(天勾践を空しうすること莫れ、時に范蠡の無きにしも非ず)の史跡があります「後醍醐天皇さま、どうか今は、ご辛抱ください。どうか気を落とされませんように、あの越王の勾践の故事にもあります、范蠡のような忠臣がここにいますから、必ずお救いに参ります。例え、命を捨ててでも救いますからしばらくの間我慢をしていて下さい。」と言った意味です。

その作楽神社の近くに花梨の木があって沢山の実がなっておりました。誰も収穫しないので少しいただいて帰ったのです。そして花梨酒をってしんだのです。まさに「作楽神社」のお恵みでした。もっと言いますと児島高徳、後醍醐天皇と心が繋がった「花梨」の思い出だったのです。



2 件のコメント:

  1. 懐かしい歌・・・
    児島高徳  桜の幹に十字の詩 もしかしたらこの桜は作楽神社のさくらなのかも?
    このうたはおばあちゃんに教えてもらい大好きな歌でした。
    懐かしいね~~~

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  2. ごん魔女 様

    こんにちは。その後いかがお過ごしですか?
    こちらはいよいよ寒くなってきましたよ。今、畑から帰ってきたところです。昨夜からちょっと風邪気味で、のどが少し痛いのです。でも大丈夫、生姜湯を飲んでちょっと休みます。
    作楽神社は作桜神社なのでしょうね。作州とか美作と呼んでいますのでその「作」なのでしょう。
    おばあちゃんに教えて貰ったのですか?それは懐かしいですね。
    ボクが覚えているのは「こっせさん」の『きゃあ〜バタバタ』の傘の折れた話くらいでしょうか?明治は遠くなりにけりですね。
    年末が近づいています。どうかお元気にてお過ごし下さい。
    T食堂美味しかったね。ありがとう。

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