2012年9月1日土曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・妙高高原の生き物たち <標高438m>


【ゴマダラカミキリの交尾】






カミキリムシのなかで最もポピュラーな虫です。どなたでも一度は見たり捕まえた事がおありでしょう。どんな木にもついて、せっせと若木を食べ、老木も幹の中に侵入し木に空洞を作って、それが原因で木が倒れることもあるのですよ。

柑橘類(ミカンなど)に大きな害を与えるので、農家の皆さんにとっては死活問題となるのです。よって害虫駆除の重点対象の昆虫です。(見つけ次第捕殺)
とはいえその背中の模様は、日本で一番美しいカミキリムシの「ルリボシカミキリ」に次いで美しいので子供たちの人気者(全国区)なのです。これはボクの主観ですが・・・

昨日の朝7時頃、朝露のびっしりと降りた林の中を歩いておりました。白樺や落葉松の
若木が自生しています。その木に「ゴマダラカミキリ」の雌雄(♀♂)が交尾をしています。交尾中の光景に出会うのは初めてでした。じっくりと観察をしたあと、『お取り込み中ごめんね』と、お断りを申し上げ撮影をさせていただきました。(許可がでた訳ではありません。念のため)

見つけ次第「捕殺」は、ボクの観察フィールドでは行いません。ここは「上信越高原国立公園」内であります。

(庵主の日時計日記:自然と私)より


0 件のコメント:

コメントを投稿