2012年9月23日日曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・妙高高原の生き物たち<標高 455m>


【スズメバチハンターの痕跡か?】



昨日近くの林の中で奇妙な物を見つけました 木の枝に新聞紙を巻き付け 川魚を針金に吊るした物を引っ掛けてあります おなかの部分は開いてあります よく見るとハエが一匹とまっています

『これはなんだろう・・・ああそうだ これが以前妹が話していたハチハンターの仕掛けなのか!』

ことの顛末はこうだ<ワン・ツー・スリー> 

この魚をめがけてスズメバチがやってくる→ハチが肉団子を作っている間にハンターはハチの体に紙のコヨリのようなものを付ける→ハチが獲物を持って飛び立つと その白い紙を目印に追いかけて行く→ハチは紙の重さでゆっくりとしか飛べない→ハチはいずれ巣の近くに到着する→そこを見計らってハンターは巣を探す→みつけるとハチを追い払い・煙で弱らせ・巣を捕獲して蜜やハチの子をゲットするのだ

<庵主の一言> 

ハチが飛んで行くのを見失わずに追いかけるのは至難の業だろう薮あり川あり まず視力が良くないと出来ない仕事だ

スズメバチに刺されるおそれもある そんな危険と背中合わせのハンテングはボクには出来ない

この狩猟法はきっと伝統的なものに違いない それとハチの子を食べるという『昆虫食文化』が生んだ「男のロマン」かも知れない

スズメバチも人に危害を加えることもあるが 反面畑の害虫を平らげてくれる益虫でもある よって人間との共生が保たれていく事を願っている 森や林を歩くといろんなことに出くわす ボクにとっては ほんとうに面白くて有意義な健康法なのだ

(庵主の日時計日記:自然と私)より



2 件のコメント:

  1. 今年も男のロマン登場ですね。
    これはスズメバチと言うより地蜂を追いかけるんですね。
    何人かでグループになって携帯電話で連絡を取りながら追いかけるそうですよ。
    自然との闘いですね。

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  2. ごん魔女 様

    お早うございます。

    地バチを追いかけているのですか。
    携帯電話を使うんや! すごいな。

    ということはハチに最小のGPSをセットすれば一気に解決ですね。
    でもそれでは面白くもなんともない。

    『透かし』という技を使うマニアもいるようです。それは目印をつけないで、自分の肉眼だけを頼りにハチを追う。すなわち蜂の巣を獲りすぎないように配慮しての狩りなのだそうです。

    ではまた、お元気で。

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