2013年4月2日火曜日

酔花 風酔 自然法爾のおきどころ・光明行脚 <標高582m>

【白銀館を訪ねて】

昨日は年度始めの日でしたので 午前中 杉野沢のペンション「白銀館」を訪ねてみました
蕗の薹を摘みながら妙高山を右に見て歩いて行きます 雄大な「妙高コシヒカリ」の田園地帯はまだ雪に覆われていますが ところどころに土が見えて 雪解け水がしぶきをあげて流れ下って行きます

ボクの足でゆっくりと歩いて30分ほどで集落の入り口にある「苗名の湯」に着きます 村の人たちやスキーに来る方々の癒しの湯として重宝されています すぐ近くに「杉の原スキー場」があります 訪ねた「白銀館」は去年リニューアルをされた北欧風の瀟洒なペンションです

親切でとっても優しい老婦人と娘さんがペンションの切り盛りをしておられます 年老いたお母さんと一時間程お話をしたでしょうか 昭和初期の杉野沢の暮らしや 村の様子などを窺いました  その頃の冬の生活の厳しさなどを聴いていますと 今がいかに便利なのかを感じ二人で感謝をしました


とちゅうお母さんが「ノリ巻きお餅」をご接待下さいました
醤油の香ばしいにおいと 海苔の風味がなんとも言えません  
なによりのご馳走でした

10分も歩くともう長野県に入りますから 杉野沢は ちょうど信濃と越後の国境(くにざかい)に位置します 早春の心温まるひと時が ボクにとって新年度の「光明行脚」の第一歩になりました お相手をして下さったお母さんに心から感謝申し上げます

(庵主の日時計日記:光明行脚)より

2 件のコメント:

  1. 美味しそうなお餅ですね。田舎の静かな語らいの様子が聞こえてきます。私の亡くなった祖母が杉野沢で生まれ育ちました。父が生きている間に祖母の生まれたすみかなどを聴いてけばよかったのですが、その前に父も亡くなり祖母の生家はわかりません。妙高へは祖母の位牌が入った仏壇一式を運んできて「ふるさとに帰ってきたよ」と祖母に語りかけました。きっとあの世で喜んでくれていると思います。

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  2. レオーネ 様

    祖母様はきっと霊界にてお喜びになっておられることでしょう。

    ひょっとすれば、白銀館のお母さんがなにかご存知かも。
    生まれてこの方、ずっと杉野沢にてお住まいとの事でした。

    お元気にて、ではまた。

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